カルドセクシの冒険日誌

旅のコンシェルジュに行くと「おかえりなさい！」と迎えられるが、
私はどうもこの手のノリにはなじめない。
「いや、ここ私の家じゃねーし」とツッコんでしまう。
ノリが通底するのが、「おふくろの味」で売ってるチェーン系居酒屋とか、
あとはメイド喫茶だね。「ご主人様、お嬢様、おかえりなさい」ってね。
昔、何度か行ったこともあるけど、私はキャバクラのほうが好きで……、
っていやいやそんな話はどうでもよかった。

ピラ９層については、とくにどうしようという考えもないままアプデを迎えたのだが、
フレに誘われたので行ってみることにした。フレつながりでもう二人、
バト、バト、賢者、僧侶（自分）という構成だ。
えっと首をかしげたのだが、私以外、誰も料理を食べようとしない。
どうせ後半は聖女ゲーなのだから、食っても食わなくてもおなじことと考えたのか。
（せっせとまくほうの身にもなってほしい）
何度やっても勝てないものだから、もうどうにでもな〜れ、と
投げやりになってる印象すらあった。

でもさ、これは料理の有用性以前に、「気持ち」の問題なんだよね。
パスタ☆１でもいいから食べて、勝ちにいく気持ちがありますよー、
ってことを示してほしいわけですよ。いくら念じたところで、
パチンコで大連チャンするわけでもなければ、チンチロでいい目が出るわけでもない。
はたまたリーネが意中の効果をつけてくれるわけでもない。
それらは「気持ち」とは関連性のない、ただの現象であり結果にすぎない。
だが、もっと根本的な部分で、燃えるような「気持ち」を共有しなければ、
勝つための方策を導きだすこともできはしないのだ。
三悪魔でもなんでも、「この人大丈夫かな……」って人は往々にして飯を食わない。
「いや、あなたは食わなくてもいけるっしょ」って人ほどパスタ☆３を食べている。

これが野良なら、「てめーら勝つ気あるんかあ！」と刺々しくもなるところだが、
フレのフレなのであまり強くもいえない。このＰＴでモチベーションを保つのが
むずかしいのは明らかなので、パスタの効果がちょうど切れたところで、
それを口実に抜けさせてもらった。どっと疲れたので勝負は翌日に持ち越し。
武（自分）、武、どうぐ、僧という完全物理ＰＴで勝つことができた。
この９層はかなり、どうぐがキーになるという気がする。
開幕からヤリを持って、バイシは真っ先に自分、といういささかアレな感じだったが、
カーメンにスタン→ガジェット零式のコンボが決まったのは僥倖でもあった。

スタンショットは夫婦が出るまで温存する人が多いように見受けられるが、
武目線からすると、その前のファラオ頭に入れてほしいような気もする。
夫婦にはデュアルブレイカーを入れてもらえれば、百花繚乱の期待度も倍増する。
まあこのへんは、今後正攻法が確立されていくだろう。

フレと行くのがぬるま湯だ、とまではいわないが、
やはりピラは野良の緊張感に身をひりつかせながら行くものだと再認識した。
帰る場所もない、ただっぴろい荒野に我が身を置いてこそ、磨かれるものもあるのだ。
（そのうちアラハ・カーメンさんが「おかえりなさい！」ってデレてきたりして……）