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ドラゴンスレイヤー

カルドセクシ

[カルドセクシ]

キャラID
: LN778-267
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: どうぐ使い
レベル
: 130

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カルドセクシの冒険日誌

2015-03-11 19:17:14.0 テーマ:その他

Hometown

私には、「故郷」と呼べる土地がない。生まれてからいろんな場所を
転々としてきたからで、どれも仮住まいというべきものだった。
だから「あなた田舎はどこ?」と訊かれるたび、返答に窮してしまう。
初対面の人はだいたいそういうことを訊いてくるが、そんなんだから
話がひろがらない。「いやあ、とくに田舎というものは……」と、
妙にお茶をにごして苦笑いをうかべる他ない。故郷がなくて困ることのひとつだ。

都会で夢破れ、尾羽打ち枯らして帰ってきても、
あたたかく迎えてくれる人たちがいるのはうらやましいと思う。
また、故郷が災害でうしなわれ、帰る場所もなくなった人たちの悲しみ、喪失感を、
もうひとつきちんと理解できていないんじゃないか、という自問自答もある。
東日本大震災から四年になるが、あの悲しみを、私はほんとうに共有できていたのか?
どこか他人事のようにとらえてる自分がいやしないか?
故郷なんてそもそも、私には無縁のものだったから。
心のより所のない自分がなんだかわびしい存在に思えてくる。

そんな私にも、疑似的にではあるが、故郷とよべる場所ができた。
レーンの村と、エテーネの村である。
ネルゲルに滅ぼされたエテーネの村は荒涼として、まるで震災の跡地を見るようだが、
対照的にレーンの村はいつもおだやかな空気に包まれている。
村人たちは「よう、帰ってきたか」という感じで事もなげに迎えてくれる。
震災の被害に遭った人たちとはくらぶべくもないが、
私の中にも、故郷への愛着、うしなった故郷への哀悼といった感情が芽生えてくる。

まだドルボードもなければ、故郷の石ももらえてない頃、
「里帰りプレイ」と称してジュレーの洞くつをくぐり抜け、
えっちらおっちらとレーンの村まで走ったことが何度もある。
とくに目的があったわけではない。単純に暇だった、というのもあるだろう。
しいていえば、それは何かの確認作業だったのかもしれない。

必ずしもそれが「故郷」である必要はないにしても、
熱すぎず冷たすぎず、おだやかな熱を放つ存在を心は求めているのだ。
それを守り抜こう。たとえうしなっても、想いまでは絶やさないでいよう。
震災の日にそんなことを思った。
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