昔の強ボスや、いまの三悪魔・ピラ9層みたいなストーリーの本筋に関係ない、
選ばれし者だけが参加をゆるされるエンドコンテンツならともかく、
夢現篇のダークドレアムさんは万人に開かれてしかるべきコンテンツだと思う。
ドラクエに割ける時間や熱量は人によって異なる。
用意できる耐性はひとつかふたつが精一杯、という人も多いのではなかろうか。
なのに足切りラインをもうけて、耐性がそろってないからダメー、
みたいな感じでふるい落とすのは、あまりいいことではないと私は思う。
耐性の足りない人を地雷呼ばわりするのは、憤ってるというより、
「自分を地雷ではない側に置くことで安心したいだけなんじゃないのか?」
とすら訝しんでしまう。負けても自分のせいではないと思い込める。
でも、犯人探しみたいなことはそろそろやめて、次のステージに行きませんか。
尻ぬぐい(って言い方もアレだが)もできなくて、何の強さか、と思う。
そ・こ・で! この風潮に一石を投じるため、
三十年の長きにわたってドラクエに愛を捧げてきたひとりの暇人、もとい旅芸人が、
スレア海岸に舞い降りました。その名は……ヒャッハー!俺だよオレ!!!
エンドオブシーン(俗称タライ)は混乱、マヒを100%解除できる。
いささか極論だが、15秒間隔でチャージされるタライを落としまくるので、
混乱、マヒの耐性はなくてもいいです。最重要の封印と、あとできれば即死ね、
ぐらいのことは言えるわけである。弓ポンは状態異常をくらう前になんとかしよう、
タライは、くらっちまうもんはしょーがないからそこから何とかしよう、という発想だ。
PTにひとり、旅芸人がいるだけで装備の負担はガクンと減る。
そのためにも旅芸人である自分だけは状態異常をくらってはならない。
レイブンのセット効果を崩さずして、即死・呪い・混乱・マヒ・特技封印、
これらをすべて100%でそろえた。ガッチガチの対ドレアム仕様である。
しかし……ボンボンを振りながらスレア海岸で一時間以上踊っていても、
まったく見向きもされない。これほどまでに旅芸人は認知されていないのか……、
バトマスの枠をひとつ、旅芸人にすげ替えても全然いいと個人的には思うのだけど。
9人でPTを組めればあるいは席も生まれる、という感じなのだろうか?
失意のまま、今度は強ボス希望で緑玉を出してみた。すると案外すぐ、
盗賊リーダーからお声がかかった。旅芸人はめずらしいので、と好意的だ。
だが今度は、テンプレから外れたことはやりたくありませんとばかりに、
メンバーがふたり、立て続けに抜けてしまった。これを不遇といわずして、
なんといえばいいのか……。タライはムッチ化を即解除できるほぼ唯一の手段だし、
棍・扇・短剣と三拍子そろった旅芸人なら、レンダでもラズでもいい働きができるのだが。
おそらくタライの効果自体、まったく知られていないのだろうな。
ここで私は訴えたい。テンプレでガッチガチに固まった頭を、
ちょっとだけやわらかくしてみないか。明日のタクティクスはきっとそこから生まれる。
みんなで次のステージに行こうじゃないか。願いをこめて私はボンボンを振る。
ちなみに今週のピラは1〜8層まで旅で(武武旅僧)行ったけどなかなかいい感じでした。
ゴッドジャグリングも強いし、嫁にはナイトメアファングで毒も入るんだよねー。