カルドセクシの冒険日誌

アストルティア★ハッピーくじが導入されて盛り上がりを見せているようですが、
拙者の場合ひねくれ者ですのでｗｗｗつい穿った見方をしてしまうわけですねｗｗｗ
フォカヌポウｗｗｗいや失敬失敬ｗｗｗコポォｗｗｗ

以前にも書いたが、すべてのギャンブルには「還元率」というものがある。
そして宝くじは、ギャンブルの中でも還元率は最低、５０％を切る程度である。
（一万円買ったら五千円返ってくればいいほうだということ）
ギャンブルの勝ち組が胴元であるのは永久不変の法則だが、
宝くじに関しては圧倒的、言葉を変えれば「ぼったくり」なのである。
そういう阿漕なシステムを、国をあげて構築してるのがすごい話なのだ。

国の財政が潤うことには意義があろうが、私はまず自分の懐具合が大事だ。
だから宝くじは買わない主義である。つきあいか何かでやむにやまれず、
ということはあったが、自らすすんで買ったことはない。
ＲＣサクセションのデビュー曲も、「宝くじは買わない」だった。

宝くじに夢を見る人たちは、「買わないと（高額当選金は）当たらないじゃん」と言う。
でも、買っても当たらないんだよ(笑)。確かにどこかの誰かは当たるだろう、
しかしそれは確実に、あんたでも私でもないのだ。言葉遊びに興じるならば、
サンシャインビルの屋上からボールペンを投げて、地上の米粒に当たるような確率である。
成功したら一億円！と言われて、じゃあやりますか？という話だ。
サンシャインビルを上る前に馬鹿らしくなってしまうほうがまともだろう。
私はポエム趣味がある一方で、こういう部分ではむっちゃリアリスティックなのだ。

このように夢で粉飾しながら夢すら買えない、体よく民衆から金を吸い上げる
宝くじというシステムを、ドラクエ１０までが取り入れたことについて私は危惧を抱いた。
ユーザーからそこまで吸い上げないと追いつかないぐらい、アストルティアの経済は
インフレの末期症状を呈しているというのか……。そして別の感想も抱いた。

６億ゴールドはまず当たりっこないが、それでも針の穴のような確率をくぐり抜けた、
誰かに当たる。その人の、冒険者としての命を（ある意味で）完膚無きまでに
破壊してはしまわないだろうか。ドラクエ１０は今までになく経済的側面に焦点を当てた、
いわば経済ゲーである。金策の工夫に、楽しみ方のコアな部分がつまっている。
そこから解き放たれてしまうと——、大成功品の装備を買いあさり、
一時的には至上の喜びにひたれるであろう。しかし、その後に待ち受けるのは、
「もう何もすることがない」という虚無感ではないのか。このへんは、
宝くじが当たってかえって不幸になった、というリアルの話と結びつく気がする。

浮かれムードに水をさすようだが、まあ、なんだかんだいって私も
アストルティアくじは買いますけどね(笑)。しょせんはゲームの中の金だしね(笑)。
６億ゴールドよりははるかに高確率であろうスライムハウスでさえ、
当たったためしがないんだから変な心配はいりませんよ、ご同輩。