カルドセクシの冒険日誌

合成で一番私がツイてたアクセは、ぐるぐるメガネである。
これはもう、理論値をつくろうと思い立ったその日にできた。
メダル破産して災厄に通いつめてるなんて人をよそに、通算合成回数
７、８個ほどで完成してしまった。アストルティア最短記録ではないだろうか。

カジノの大幅緩和前にできたＨＰしんぴや、このたびマジンガちょうど１００勝にして
モノにした消費しない版アクセルギアも、ツイてた部類かと思う。
他のアクセは出足こそ悪いものの、終わってみれば討伐数はまあまあ人並み、
というパターンが多い。ツキがなかった……というか、現在進行形で
苦しめられているものといえば魔王のネックレスである。
バラモス通算討伐数３００、エナジーを３０までフルに充填してようやく、
最初の攻魔５がついた。その後も一向につかない。エナジー以外でつく気がしない。
忠誠も最後の５は律儀にフルエナジーまで引っぱられたが、ネックレスは別格という気がする。

どうにも魔王のネックレスを完成しきれない負い目。それが魔法使いに賢者を、
「裏芸」と位置づけせざるを得ないひとつの要因になってたのかもしれないが……。
それでも最近は賢者をやるのが楽しい。弓を併用するのが私の持ち味でもある。
アストルティア攻魔トップにはなれないが、自分らしさをおしすすめる楽しみ方はできる。
さいわいなことに闇呪文＋１０％、ＨＰ＋８、詠速+1.5％という賢者向きのベルトを入手した。
開幕即席範囲キラポンである弓聖の守り星、さらには性能がより実戦向きになった
いやしの雨をつかいこなすことで、ありとあらゆる局面に対応できるのである。

手応えを感じたのは試練の門めぐりだ。野良で適当に集めたメンツで、
１２門を超元気玉の時間内にそつなくこなすのはたやすいことではない。
格安の２万という値段設定に、ｇｄっても許してねという意味合いをこめて
募集したところ、やまたのおろちまで見事撃破、全１２門を僧侶なしで踏破することができた。
盗賊と旅芸人がうまく連携をとって幻惑を入れたり寝かしてくれたり、
厄介なエレメンもブルーが開幕寝てた、というラッキーも重なったりで、
私の功績というわけでもないだろうが、弓賢者のポテンシャルは十分に感じられた。

これだったらピラも６層ぐらいまでなら僧なしで余裕ちゃうの、と緑玉を出したら、
構成は別になんでもよかったのだが、魔法使いからお声がかかった。
私よりも勝手知ったる方のようで、魔法使い３＋弓賢者という構成で迷いがないようだった。
超火力でとにかく「殺られる前に殺れ」の論法で、６層など物理ではまず出せない、
３分０６秒の好タイムだった。魔法使いの接待をしてる気分になったのはここだけの話だ。
災厄リプも弓賢者には適している。弓ポンといやしで僧侶の負担をそうとう減らせる。
っていうか、もう僧侶いらねえんじゃねえの？と思うのもここだけの話だ。

明日のピラ７、８層は賢者（自分）、魔法使い、レンジャー、僧侶という職かぶりのない
美しい構成でのぞみたいと考えている。せっせとテンプレをこなすだけならただの作業だが、
常に自分自身に課題をつきつける。リニューアルし続ける。
それが、ややもすれば作業感に埋没しがちなドラクエ１０を楽しんでいくコツではなかろうか。
裏芸を表に出すのは短剣スキルと引き替えになるので、この間は盗賊や旅芸人ができない。
しかしバラモスや災厄に通いやすいのは断然賢者、魔法使いなので……、
もうしばらく裏芸人でいようかと思っている。

そのバラモスですが、野良持ち寄りで開幕、パラに弓ポンを撃ったところ、
「そんなのはいいから早く陣をしいてくれ」と魔法使いにダメ出しをくらってしまいました。
まあ一刻も早く後衛が怒りを取るのが、魔法使いの考える安定なのかもしれないですが……。
こっちもただ撃ちたいから撃ってるわけではない。開幕弓ポンの後、
ついでにマジックアローの一、二発も撃つことがパラや僧侶の手数をかせぎ、
ひいては安定につながると思ってやっているのですけどね……かといって、
彼の意見も尊重しないわけではない。意見が食い違ったからってギスギスするのも幼い。
このへんはお互いに理があるし、なかなか答えが出る問題でもない。
答えが出ないなりに考えていくのもまた、ひとつの楽しみ方であろう。