カルドセクシの冒険日誌

炎の領界での新章突入に新武器に、と色めき立つ昨今であるが、
ここで私がスキルをふっているものに限って新武器の評価を下してみたい。

■戦姫のレイピア（片手剣）　

魔戦に似合いそうな見た目といい、もしやはやぶさの剣の上位版ではないか？と
ある意味ツメ以上に期待していた武器であるが、フタをあけてみれば
どちらかというとバト向きの性能であった。しかし見た目はいいので、
とりあえず天命のつるぎをドレスアップして所有欲を満たすことにした。

■エンシェントタクト（スティック）

前作ラクリマタクトを完全死亡に追いやったいわくつきの一品であるが、
次代のスタンダードとなりえる性能は誰もが納得するところだろう。
自前練金で成功したファンタスティック（速度＋１９％）もかれこれ
一年半つかっているので、食指がのびるタイミングだといえよう。

■エンシェントククリ（短剣）

回魔上昇（攻魔も）とあっては旅芸人なら買わぬ理由がない。
開幕早詠みの杖も、ピオラ系瞬きの宝珠と組み合わせることで開幕ピオリムの
大幅短縮化をはかれるので、盗賊との相性も悪くない。
クリスタルエッジと二本持っていれば、踊り子をやるときにも重宝する。

■万物流転の杖（両手杖）

非消費アクセルギアとの組み合わせで性能を発揮しそうな、
これもなかなか悪くない杖ではあるが自前練金で大成功したイーリス２０％があるので、
買い替えを急ぐ必要性は感じられなかった。そのうち気が向けば練金してみるかも。

■ポップンロッド（棍）

いうほど悪くない性能だとは思うが、デーモンロッド、アポカリプスと
大当たりが続いたので棍は一休み置いてもいいだろう。
とくに王家の迷宮ではアポ棍を手放せない。

■あやかしの魔弓（弓）

ＭＰの潤沢な魔戦や賢者では、ＭＰ消費しないはさほどありがたい性能でもない。
呪文発動速度も申し訳程度である（さらにパルでつけばお値打ち品ではあるが）。
前作オルフェウスのほうが実戦向きか。エンシェントククリのように、
攻魔＋回魔上昇があれば迷わず買いであったが。

■ラヴィアンローズ（扇）

呪文発動速度は武闘家にとってはまったく不要な性能。
かといってハルジオンのように回魔が上昇するわけでもなく、
武目線からしても旅目線からしても微妙にすぎる品である。完全スルー。

■エンシェントクロー（ツメ）

本命中のド本命、ツメである。最初に性能を見たときは思わずのけぞった。
「開幕１０％でチャージ時間−１０秒」……？　さんざん気をもたせておいて、これか？
ＭＰ消費しない４％は前作蒼炎と変わらず、である。しかし妥協することなく、
全財産に近い額をブッパしたい理由もあった。蒼炎で悔いを残してしまったからだ。
もう１ランク上の品も買おうと思えば買えたのだが、なんとも微妙な性能に思えて、
（ボミエとか）「いずれ決定版といえるツメが出るまでは……」と、
ほどほどのところで妥協してしまったからである。

ではエンシェントクローが決定版なのか？と訊かれると言葉に詰まるのだが、
よく見たらすばやさ、きようさ、ＭＰも上昇するし、チャージ時間短縮も
宝珠と組み合わせることでバカにできない性能を発揮するのでは……と考える。
おそらく最初から腹は決まっていたのだろう。こういう材料を並べ立てるのは、
自分をこころゆくまで納得させるための作業であった。買いどきを見誤ったため、
目標としていた準理論値にも届かなかったが、なんとか準々理論値を購入した。

無い袖をブンブン振ってその後スティックと短剣も買い、奇しくも入手した新武器は
エンシェント系尽くしとなった。三悪魔もマジンガも終わらせているので、
合理的な見地からすればいいツメを買う理由などどこにもない。
さっさとバトに転身して、ハンマーを買ったほうがコンテンツに席は確保できる。
現に今朝も、ピラミッドではまったく誘われずじまいであった。
しかしそんなことは私には関係ない。自己満足を追求するのみである。
他人から見ればバカみたいな金の遣い方をして、自己満足を追求した果てに、
ほのかな一条の光が差すのを見たいのである。