目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

ドラゴンスレイヤー

カルドセクシ

[カルドセクシ]

キャラID
: LN778-267
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: どうぐ使い
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画

写真コンテスト

{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 

カルドセクシの冒険日誌

2017-07-18 00:59:32.0 テーマ:その他

実に一年四ヶ月ぶりの日誌

いつしか、ドラクエXは「ゲーマーのためのゲーム」になってしまった。

ゲームといえば(今となっては)ドラクエ以外やらない私は、
それでも振り落とされまいと、遮二無二くらいついてきたつもりだったが……
バージョン3の中途でプッツリ、気持ちが切れた。
wiiでのサービス終了の告知がとどめを刺した。

かつての私は、「このゲームを全うしたい、最期の最期まで見届けたい」
といったことを語ってたにもかかわらず、この世界の片隅に、
名もない虫けらみたいにへばりついていることも許されなくなってしまった。

外圧的な力で引きはがされていくような感覚。しかしPS4なりswitchを
買えたとしても、舞い戻るのは結局、作業感に満ちた苦痛の日々か……、
と考えると、心は遠のいていくばかりだった。

そんな私を引き戻したのは、いち早くリタイアしたとあるフレの、
「ドラクエXはク○ゲーです、しかし神ゲーでもあります」
「それはフレンドがいるから」という最後の日誌に記された言葉だった。

そうなのだ。絆プレイ的なものはごめんこうむってきたにもかかわらず、
フレという人間同士の有機的なつながりは、陰となり日向となって、
私のドラクエライフを支えてくれていたのだ。私にはまだ、やり残したことが
あるような気がした。wiiのサービス終了が迫る中、心残りを解消すべく、
これが本当の最後だと自分に言い聞かせながら私は千円分の利用券を買った。

復帰者向けの9鯖、邪神の宮殿にひとりのプクリポがいた。
なんとなく彼に話しかけてみる気になったのは、とくに運命めいた何かを
感じたわけでもなく、復帰者同士でシンパシーを抱いたからだろう。
しばしの他愛もない雑談のあと、出し抜けに「レグに行きませんか?」
と誘われた。復帰初日にレグかい、と思ったが目の前に垂れた一本の糸を
みすみす逃す手もない。糸を手繰り寄せた先に何があるのかを見たい。
承諾して彼と、彼のフレでレグに行くことと相成った。

最初の2戦は落とした。みんなブランクがあるようで、
(私はレグで僧パラをやったことがないから具体的なことは言えないが)
歯車がどうも噛み合わない。そんな時、私にアイデアがポッと浮かんだ。
賢者で行ってみようか。火力は大幅に落ちるが弓ポンが撃てるし、
僧侶の回復のアシストもできる。私はバージョン1時代の、
スキルは貧弱ながらアイデアを出し合って強ボスに挑んだ頃を思い出した。
「この夏が永遠に続けばいいのに」と願った、楽しかったあの頃。

3戦目もタイトな戦いだったが、みんながみんな、諦めていないことは
チャットを通さずとも伝わってきた。私も弓ポンに回復に、ドルマドンにと
やれるだけのことはやり、なんと!残り時間9秒というところで撃破した。
「奇跡だ」という声が思わず漏れた。震えるような気持ちの共有、
オフラインゲームでは絶対味わえない、人間同士の、オンラインゲーム
だからこその醍醐味。誘ってくれたプクリポの彼とはフレになった。
これも、いろんな人たちと引かれ合うようにして繋がった強ボス時代のようだ。

一ヶ月なんてあっという間に過ぎ去るあぶくのような時間である。
やりたいことを全部、やれるとも思わない。だけど久しぶりのレグ戦で
よみがえった初心を胸に、私は私なりのやり方で、糸を一本一本拾い集め、
手織りの生地に仕上げていきたい。頬ずりしたくなるほど、
やわらかできめ細かい、幸せな記憶の匂いがする生地ーー、
それをドラクエXと共に歩んだ日々の総決算とするつもりである。

いいね! 33 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる