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ドラゴンスレイヤー

カルドセクシ

[カルドセクシ]

キャラID
: LN778-267
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: どうぐ使い
レベル
: 130

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カルドセクシの冒険日誌

2022-01-13 11:22:49.0 テーマ:その他

負けること

好きな音楽をむりくりドラクエの話にこじつける技術では
定評のある私ですが、「趣味:音楽鑑賞」と自己紹介することはない。
音楽は酸素のようにあって当たり前のものだし、
何より普通すぎて気恥ずかしいじゃないですか。
趣味を訊かれたら大体「将棋」と答える。
将棋連盟公認の将棋ウォーズというアプリがあるのだが、
そこでは一応二段で指しています。もし同好の士がおられたらご一報ください。

私は「指す将」で、観戦に活動の重きをおく
「見る将」成分は薄いのだけど、
稀代の天才・藤井聡太四冠の動向はどうしたって耳に入ってくるし、
妙手が飛び出すような名局と聞けば棋譜を調べることになる。
その強さに、自分の将棋との次元の違いに、二重のため息をつく。

将棋をあまり知らない人は、彼がデビューしてからひたすらに、
連勝街道を突っ走ってきたと思ってるかもしれない。
確かに29連勝という記録は更新したし、通算勝率も
破格の数字を保ってはいるのだが、そこは鬼の住処であるプロの世界、
負ける時は負ける。その時の彼は普段の穏やかさとは
別人のような、憤怒の表情を浮かべていたりする。

デビュー前、小学生の時に谷川浩司九段との指導対局にのぞんで、
負けると悔しさのあまり突っ伏して泣いたという逸話がある。
「負けず嫌い」は棋士にとって、もっといえばあらゆる勝負師において
重要な資質だが、逆説的にいえば藤井四冠は誰よりも負けの味を
知っているからこそ、あそこまでの大棋士にのぼりつめたのだともいえる。

将棋が他の競技と決定的に違う点は、審判がいるわけではなく、
「投了」、負けを自ら申告しなければならないことだ。
これは負けず嫌いの人間には身を切られるようにつらい。
だからといって勝負師が勝負を避ける、という選択肢はありえない。
負けも受け止めながらつき進んでいくしかないのだ。

錬金初心者の人と話していてよく思うのは、とにかく一時たりとも
損をしたくない、負けたくないという思考の人が多いことだ。
種銭が十分でないうちは仕方ないが、そこそこ貯まってからでも
大勝負にはうって出れない。一か八かで勝負したらしたで、
損失を計上してこの世の終わりみたいな悲嘆にくれる。
数ヶ月単位の長いスパンで利益を出すのが錬金の本質ではあるのだが、
一攫千金を夢見て乗り込んできた人には受け止めづらい現実なのだろう。

しかしよく考えてほしい。生産系職人は技術や理論を向上させて
成功率を上げることができるが、技術介入の余地のない錬金は
「失敗が大前提にある」ことを。そりゃそうだ、
誰もが回すたびに大成功品ができていたらアストルティア経済は
たちまち崩壊してしまうのだから。理論値やレア泥を作って一攫千金、
なんてのは錬金のほんの一側面を切り取ったもので、
実際は泥にまみれるような作業なのだ。この泥臭さ、
負けることのみじめさを受け止められるか否かに、
錬金職人としての向き不向きがあらわれる。

私は「負けから学ぶ」なんて道徳臭い話をしてるつもりはない。
雲の上で神様が見守っていて、いずれは不運を帳消しにするような
幸運を恵んでくださる、なんておとぎ話もしたいわけじゃない。
負け自体はただの負けだ。だけど一敗地にまみれないと掴めない果実もあるのだ。
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