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ドラゴンスレイヤー

カルドセクシ

[カルドセクシ]

キャラID
: LN778-267
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: どうぐ使い
レベル
: 130

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カルドセクシの冒険日誌

2022-01-23 01:04:20.0 2022-01-23 01:11:07.0テーマ:その他

神様を信じる強さを僕に

SNSでは何もかもが「過剰」だ。

続々とシェアされ、なだれこんでくるのは「成功」「勝利」、
「自己実現」といった前のめりなキーワード。講師役の成功者が、
はりついたような笑顔を浮かべてセミナー参加を呼びかけてくる。
定員まであと少しですよ、この機会をお見逃しなく。

舌なめずりが聞こえてきそうだ。まともじゃない、と思う。
限られたパイを奪い合うこの世界で、声高らかに成功を謳うのは、
そのぶん他人を蹴落としたい、と言ってるに等しいのだ。

しかし、ここでハッと思い直す。幸せの大半は金に依るのも
社会の常である。そういうことにこんな歳まで、
真剣に向かいあってこなかった自分のほうがまともじゃないのだ。
それでも冬を越す蓑虫のように、この世界の片隅にへばりついて
生きてかなきゃならない。SNSなんてやらなきゃいいじゃん、
と言ってしまうのは簡単だけど。

失敗して、傷つく時はどうやっても傷つく。
それでもダメージを最小限にして切り抜け、ゆるゆると
私を生き長らえさせてくれたものは何か、と考えた。
それは成功者たちが掲げる金科玉条ではなく、
がんばれ負けるなと押しつけがましい応援歌でもなく、
影のようにそっと寄り添ってくれるような、
つまずいてもやさしく抱き起こしてくれるような、
そんな音楽であり詞だった。するすると記憶の糸をたぐり寄せると、
もう何年も聴いてなかった小沢健二の「天使たちのシーン」、
この一曲が胸に飛び込んできた。

「神様を信じる強さを僕に 生きることをあきらめてしまわぬように」

この曲は、すべてがこの一節を聴かせるために構成されてると言っていい。
心の一番やわらかい部分にすとんと落ちて、沁みわたるような一節。
「神様」と歌われているが、たぶん信じるものは何でもいいのだろう。
ならば私は成功者に人生を預けて、成功のお膳立てをされるのではなく、
つたない生き方でも自分自身を信じようと思った。
教会や雲の上にいるのではない、神様は自分の中に宿るのだ。

この日誌で、小石のように投げかけた言葉が誰かの胸に、
波紋となって広がればそれもまた、神様と呼べる時間だ。
誰もがセルフブランディングに明け暮れる、高度消費社会から
つまはじきにされようとも。信じるものがひとつあれば、
なんだかんだで人は生きていける。
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