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カルドセクシ

[カルドセクシ]

キャラID
: LN778-267
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: どうぐ使い
レベル
: 130

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カルドセクシの冒険日誌

2022-02-02 08:28:54.0 テーマ:その他

現代のシャーマン

昨日行った眼科の、待合室にあるテレビのワイドショーは
中島みゆきの特集を組み、数々のヒット曲を紹介していた。

私は日本の演歌やら四畳半フォーク的な音楽は趣味ではない。
「神田川」なんて、若い頃にあのまんまの暮らしだったこともあり、
何が小さな石鹸カタカタ鳴っただ、貧乏をおセンチに
美化してんじゃねえ、と憎悪めいた気持ちさえある。
(私が神田川的暮らしを送った最後の世代であろう)

それより私の青春に寄り添ってくれたのは、イギリスやアメリカの
ロックミュージックだった。日本ではユーミンが、じめじめした
四畳半フォーク的なものを否定しニューミュージックの旗手となった。
(ニューミュージック、も実体のない言葉ではあるけれど)
ではそのライバルと目される中島みゆきが、旧来の演歌、
四畳半フォーク的マインドの継承者なのかというと……、
彼女はまた違った、独自の世界を作りあげてるように感じられる。

中島みゆきは私の趣味かというと、確実に趣味ではないのだけど、
それでも歌の力には時折ハッとさせられる。
大ヒット曲で恐縮だが、「空と君のあいだに」なんて
何で女の人が書けたんだろう、と思う歌詞である。
なぜならそこにあるのは、令和なら「チー牛」などと称される、
完全なる非モテ男の思考回路だからである。

主人公は自分の誠実さが彼女には受け入れられず、
わざわざ彼女を傷つけるようなチャラい男の元に行ってしまう、
と嘆く。男と女では「誠実さ」のあり方がそもそも違うのだから、
当然の一人相撲ではあるのだが非モテの想像力はそこまでは至らない。

元々これはドラマ「家なき子」の主題歌で、犬の目線で
書いた曲であることは知っているのだが、
置き換えれば非モテ男は恋愛においてはせいぜい
便利に扱える犬どまり、だということである。悲しいかな。
現代に無数にあふれる非モテ男の怨念じみた心に、
イタコのようにアクセスし憑依する中島みゆき。彼女もまた
「ロールプレイ」しているとも受け取れるわけだ。

シャーマニズムといえばうさんくさいスピリチュアル、
というイメージだが、元来はロールプレイングゲーム感覚で、
他者の心へのアクセスを試みる方法論なのかもしれないと思った。
中島みゆきは現代のシャーマン、というわけだ。

にわかには信じがたい凶悪犯罪が起きた時、たいていの人は
「理解できない」と切り捨てる。それは一面ではまっとうな態度である。
しかし、犯人の心にアクセスしていって根源に何があるのか、
解読を試みる行為こそがクリエイターの本分でもある。
願わくば私も後者でありたいと思うのだ。
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