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カルドセクシ

[カルドセクシ]

キャラID
: LN778-267
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: どうぐ使い
レベル
: 130

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カルドセクシの冒険日誌

2022-02-14 06:58:59.0 2022-02-14 07:05:46.0テーマ:その他

隣り合わせの灰と青春とけっこう仮面

今現在、ゲーム雑誌がどのような市場を形成してるのかはわからないが、
私が中高生の頃は「ファミコン」と名がつくのだけでも
いろんな雑誌があった。その中でも「ファミマガ」や「マル勝」は
攻略情報に徹したある種、正統派な誌面だったが、
(現在もある)「ファミ通」や「ファミコン必勝本」は
お遊びの要素もあるというか、新進気鋭のライターを擁して
面白い読み物なら攻略情報に関係なくても載せてしまえ、
とする土壌があった。まあそういう大らかな時代でもあった。

その土壌が進化して生まれたのが、「ウィザードリィ」の世界観を
下敷きとして書かれたベニー松山著、「隣り合わせの灰と青春」という小説だ。

出色の出来だったファミコン版「ウィザードリィ」に親しんだ私が、
この小説に夢中になるのは当然の成り行きであった。
以前に、十代は読書とは縁遠かったという話をしたが、
ゲームのノベライズとしては嚆矢ともいえる作品、
「隣り合わせの灰と青春」は数少ない例外で、
私にとってははじめての、目くるめく読書体験だった。

「ウィザードリィ」はアメリカ産のゲームだが、
(言うまでもないがドラクエの源流でもある)
聞けばアメリカ人にしたらギャグやパロディや楽屋オチが満載の、
モンティ・パイソン的な軽いノリのゲームらしい。
確かに、一糸まとわぬ裸の忍者はシャーマン戦車よりも装甲が固いと言われても、
こちらとしてはビジュアル的には「けっこう仮面」を思い浮かべてしまう。
あれが「月光仮面」のパロディであるように、けっこう仮面的なノリで
剣と魔法の迷宮モノをやってるといっても、さほど外してないのではあるまいか。

しかし「隣り合わせ〜」ではそういうノリを排し、シリアスな世界観を貫いた。
けっこう仮面のおっぴろげジャンプで、「こりゃまたけっこう」
と敵が倒れたりはしない。それが日本における、
ウィズのイメージの方向性を決定づけることになったのだから、
いかに力をもった作品であるかが伺えるというものだ。

これは私の持論でもあるのだが、すべての表現は一方的に受け渡して
ハイ終わり、というものではない。受け取った側がそれを膨らませて、
さらなる別の表現を生み出すことで循環しているのではないか。
「影響するし、影響されて」円を描く世界なのだ。だから私は、
これは盗作だとかパクりだとかいう話にはいまひとつノレない。
解釈によっては何でもパクりになってしまうからだ。

アメリカ文化の小ネタやパロディのおもちゃ箱が「ウィザードリィ」だ。
若き日のベニー松山氏はそのウィズに触発され、「隣り合わせ〜」を書いた。
現在の私は、ウィズを源流とするドラクエから受け取ったものをこの日誌で
自分のフィルタを通して、アウトプットすることで
表現の世界の末席にいるといえるだろう。
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