隣国との境界にあった登山を越え、唐突に「ミハグサール」の「首府ニズ」に入ったアルフェン達。
ニズの入口は火事が燃え広がり、消えた後のようだった。何があったのかと街を見て回ったアルフェン達は、街の奥にて男に声を掛けられる。(声の主は姿を見せなかった。)自分達が敵意がないことを示したアルフェン達の前に姿を見せた男は「漆黒の翼」のサブリーダー「バエフォン」と名乗る。彼の手引きによって漆黒の翼のリーダー「デダイム」と会う。(デダイムの手腕はなかなかのものだが、人間性にはかなりの難がある。彼はシオンを侮辱した。)
結果、デダイムと喧嘩別れすることとなったアルフェンはバエフォンからここの領将の居所を教えてもらい、森(かつての軍事施設)に行く。(結局、ここには領将はおらず、バエフォン共々騙されていたことを帰ってから知る。)
その間に領将を拘束したデダイムは一泊の後に領将に火あぶりの刑を執行する。(が、これは領将の罠で、デダイムと彼と考えを同じくしている者達はほぼ一斉に虚水化してしまった。)
虚水化を免れたバエフォンに領将が次に向かうのは何処かと教えてもらったアルフェン達は港に向かう。
現地で船を操ることを生業にしている男の援助を得て領将の移動要塞(巨大戦艦)に乗り込み、やがて「領将アウメドラ」と彼女が操るドラゴン型ズーグルと戦う。(彼女の秘奥義が桁外れに強く、倒せたのは奇跡にも等しかった。)
両親の仇であるアウメドラにリンウェルは「きちんと罪を償わせる」と言うが、直後に現れた、水を操る「黒衣の剣士ヴォルラーン」にアウメドラは刺され、海に落とされる。
ヴォルラーンはアルフェンと鍔迫り合いに持ち込ませて結果、アルフェンの記憶が戻る。記憶と共に痛覚も戻っていたために人質にされたシオンと手を繋いで彼女を取り戻すことは叶わず、彼女は連れ拐われてしまった。(その瞬間、シオンは一筋の涙を流し、体を脱力させた。)
ヴォルラーンがシオンを抱えたままその場から離脱してすぐ、アルフェン達は乗っていた船ごと「海の穴(そうとしか見えなかった)」に落ちた。
続きは第五回アライズ通信にて。
シオンのパーティ離脱、アルフェンの大幅な弱体化のお知らせとなります。