あらたはわくわくしていた。
苦手コンテンツの魔塔を楽しく(ハーレムに)登頂するチャンスが訪れたのである。
ルムイベによる魔塔早登り対決!!(賞金付き)
この日、彼はレディに失礼の無いよう、おめかしをして行く予定であった。
あらた「午前中に姿見をいじって、夕方くらいにさくっと作っちゃおう。うん、完璧!」
彼はうとうとしていた。
ぱちりと目が開き、時計に目をやると14時。
スケジュールは既に崩壊している。
あらた「14時か、野球見よ()」
守られないスケジュール。
開発の現場では良くあることなのであらたは動じない。
あらた「何とかなるやろ」
結局そのまま夜を迎えたがまだ時間はある。
急げばおめかしの時間は十分にある。
あらた「修練パス買ってたんだっけ。試練行っとこ」
時間を迎える。
彼は妖精の国で手に入れた即席パンジーコーデで行くことにした。
テーマは「パンジーと共に、エレガントに」
ポイントは無着色、上裸。
チューリップ傘が良く似合い、チューリップの色を変えることで気軽に日替わりコーデも可能である。
何 と か な ら な か っ た 。
見た目より行動が大事と割り切ったあらたはチーム決めにドキドキしていた。
あらた「(全種族の♀キャラが集まっている!!ハーレムを掴み取るんや)」
しかし、チーム決めに彼の意思など関係ない。
リーダーを決め、ドラフト会議制で決めることとなった。
ここで僥倖。
このあらた、リーダーに指名されたのである。
<ドラフト1順目〉
あらた「○○○ちゃん!!」
※許可取って無いので伏せ字。以降、エル娘ちゃんと記載します。
<ドラフト2順目>
イ ケ デ ィ し か 余 っ て な い
イケディが混ざってしまい、とてもハーレムとは言えない状況になってしまったが、行動で示すチャンスはある。
エル娘ちゃん「勝ちに行きます。真剣です。」
エル娘ちゃん「武3でホロナが入ります。」
あらた「はい」
エル娘女史「最後は戦士を一人入れましょう。」
エル娘女史「私がやりますか?」
あらた「はい」
彼に見せ場など訪れることは無かった。
結果、あらたチーム改めエル娘チームは快勝。
賞金100万Gゲットだぜ!!
賞金を貰い、余韻に浸ってイベントは終了。
心の中に何か引っ掛かりの残るあらたの冒険はまだまだ続くのであった。
つづく?