諸説ある中ひとつの
好きな人を忘れられる方法なんて
どれも全て間違ったことだろうね
いっそのこと嫌いになれば忘れられる
そんなこと、言ったやつは
本気の恋をしたことがないんだろう
全てが愛おしいと感じられ
心にぽっかりと穴が空いたようで
煌めく世界から落とされた
ただのごみのようで
僕は君を見失った
ひとつだった ひとりだった
君のことしか見えていなかった
愛してた 愛していた
それも今日で終わりなのかな
諸説ある中のひとつで
恋をしたら、その以上の人が
現れないというのは本当なんだ
悲しむことさえ忘れていく
寂しいことさえ崩れていく
苦しい気持ちを抑えて
これからの君と接するのは辛いんだ
ひみつだった この感情も
ある日突然、あの日突然崩れだした
ひとつだった この想いも
あの日を境にこの身強くなってく
育ちきれない想いをそのまま
君へと放った一言「好きでした」
どんなに愛していても
君への想いは通りすぎていって
君を傷つけただけだった
僕の心もぽっかりと穴が空いたんだ
染まることのない 夕陽を眺めて
君のいる町去っていこうかと考えてた
歩きだした刻の中で君は
次の恋へと走り出していった
ひとつだった この恋心も
あの日突然、記憶に薄れてった
ひとりだった 僕はこれからも
君のことを好きだと思う
「ありがとう、またね」