ヒュウガの冒険日誌

雪が降り積もる頃
赤い帽子をかぶる君は
嬉しそうに駆け出す
振り向いてニコリと笑う

イルミネーションが煌めく街並み
空からは雪がちらつき始めてる
震えた手を温めるように
ふたりの距離は縮んでく

歩き始めた交差点の向こう側へ
動き始めた揺りかごの中の運命
まだ、ぎこちなさは残ってるけど
いま、心から想うよ

聖夜の季節想いを伝えたいけど
のどから出る一言、勇気が出てこない
「好きだよ」の一言なのに
僕はまた、のどを絞ってしまう

サンタのように贈り物があるわけじゃ
ないけど、勇気があれば言えたのに
僕からのプレゼントはモノじゃない
恥ずかしいけど言うよ、君が好きだよ

夜空は、満天の星空
煌めくのは星と君の瞳
静かな公園のベンチで
ふたり、肩を寄り添いあってるね

君と過ごしたどんな些細な出来事も
ずっと見てた君の横顔も
想い続けてた君のことを

会いたくてもすぐに会えなくて
想っててもすぐに伝えられなくて
サンタのようにトナカイのソリに乗って
ひとっ飛びなんて魔法みたいに出来なくて

サンタのように贈り物があるわけじゃ
ないけど、ほんの少し勇気を出すよ
だから、うつむかないで聞いてほしいんだ
恥ずかしいけど言うよ、君が好きだよ