今更ながら、生放送の情報の詳細を見に行きました。やはり将来を考えたり、今か今かと待っているのは中々楽しいものです。
さてさて。どうやら最近「ドラクエらしさ」や「ドラクエの世界観」についてどうこう言われているようですね。何か風変わりな要素ができると「らしくない」と言われるのは昔から続いているRPGの宿命…なのかな?
しかしいざ「ドラクエらしい世界観って何?」と聞かれると中々答えが出ません。
ドラクエって実は結構カオスなんですもの。中世ヨーロッパ風な世界かと思ったら現代風な学校はあるし(4,9)、ネオン輝くカジノもある(4以降ほぼ全部)。明らかに近未来風のマシンもいるし、シリーズ伝統の俗に言う「セクハラ装備」に至っては思いっ切り現代での萌えを意識したものだ。多分!
しかし「カジノはドラクエらしくない」とか「この世界でキラーマシンが徘徊しているのは変だ」とか言う人は今更ほとんどいるまい。いつの間にかそれらがドラクエの世界観に混じってしまったからだ。
初代ドラクエが作った中世ヨーロッパ風の世界は時代が違う様々な要素を取り込み続け、今や「名状しがたい混沌としたもの」となっている。だからドラクエらしい世界観をはっきりこれだ!として表現することができないのだろう。
まあ、もしかしたらそのカオスさこそが、「ドラクエらしさ」なのかもしれないね。
おかしなものを混ぜてみる。それは新たな挑戦か迷走なのかは当時の人間には知る手段は無い。しかし人間は飽きるもの。マンネリを打破しなければシリーズの存続は不可能。だからやるのだろう。
ドラクエも今の時代というのに染まり始めている。3Dとなったグラフィック、オンラインゲーム化、キャラクターボイス。それによって良い所も悪い所も吸収していった。これによってドラクエというゲームは更にカオスなものとなっただろう。でも楽しんでいこうじゃないか。ゲームなんだしさ。