ここはアイモカワラズぞうもつ亭
それはやきにくやが外で肉を焼いている時の事…
おりん
「やきにくや様ァ…ご存知ですかァ…?」
やきにくや
「ん?何がだ」
おりん
「何でも最近アストルティアでアストルティアラリーというものが
流行ってるそうですわよォ…」
やきにくや
「アストルティアラリー?」
おりん
「はいィ…ラリーというのはいわゆるレースの事でしてェ…
マシンの変わりに自分のドルボードを使って指定されたコースを
走るというものでェ…
優勝すれば賞金100万Gがもらえるとかなんとかァ…」
やきにくや
「何…100万だと?それは確かなのか?」
おりん
「さァ…それは分かりませんがァ…
家にはちょうどぴったりの二匹のドルボードがありますのでェ…
興味があれば参加してみてはいかがと思ったのですゥ…」
やきにくや
「成程…
…
100万…か…
100万……か…!」
やきにくや
「さて、そういうわけだ、まわってポン、パネルでポンよ
長年俺の足となってきたお前達の力をついに試すときが来たのだ
ラリー制覇のためにその身と魂を我にささげよ!!」
まわってポン
「は?何寝ぼけた事言ってんだゴミクズクズリポ」
パネルでポン
「誰がそんなめんどうくせえもん参加すっかよアホンダラカマンダラ」
むしろお前が自分の足で走ったらいいじゃあねーか」
やきにくや
「何だ貴様らその言い草は!
上司である俺の言うことが聞けないというのか!?」
まわってポン
「生憎だが俺らの上司は
お前じゃなくておりん様なんだよ…」
やきにくや
「何!?」
パネルでポン
「知らなかったのか?ハッ、呆れたもんだ…
ま、どうしても俺らの力を借りたいというのなら
おりん様に断ってからにするんだな…」
やきにくや
「… … …」
やきにくや
「あ、あのー、おりん様
じじ、実はおりいってお願いしたい事があるのですが…」
おりん
「真面目に働いて私達にちゃんとお給料を払って
今後私達のお金で
カジノで遊ばない事を誓っていただければ
すぐにでも許可をだしてあげますわァ…」
やきにくや
「… … …」
ちなみにそのラリーは既に終わっていたのだった…
-おわり-