やきにくやの冒険日誌

やきにくやぞうもつ亭

この度やきにくやが借金をして新たなぞうもつ亭を築き上げた
テラスからお城へとパワーアップしたこのぞうもつ亭は
今では焼肉を焼いて食べるだけではなく
何と宿屋のように泊まる事も可能となっていた

しかし三階立てとなった事で新たな手間も増えていた
それは… おりん
「ハァ…三階立てになった事で掃除する場所も無駄に増えて
　仕方がありませんわねェ…
　また借金してせっかくのテラスを城に変えてしまうだなんて…
　これがもし現実の世界だったら間違いなく罵声を上げていた所ですわァ
　まぁこれはゲームですからァ…家賃はタダなので問題ありませんどォ…」

この女性はおりん
ぞうもつ亭で働く自称美人のメイド兼従業員である
店長が不真面目な性格なので実質彼女が店の切り盛りを行なっている

おりん
「さーてと…
　今日はやきにくや様のお部屋を掃除でしたわねェ…
　早速はじめるとしましょうかねェ…」
　
おりんはやきにくやの部屋へと向かった
おりん
「まっ！やきにくや様ったらァ…またこんなものを部屋に飾ってェ…！
　こんな露出狂女と全身タイツ女のどこがいいのですかねェ…
　全く悪趣味ですわァ…！」

おりんはその後も何かをぶつぶつと文句を言いながら
きちんと部屋の掃除を最後まで行なった

おりん
「さーてと…お掃除も終わった事ですしィ…
　紅茶でも飲みながら休憩でもいたしましょうかねェ…」

そういうと彼女は自室に戻った
おりん
「あぁ…何て格好いいのかしらァ…スキルマスター様ァ…
　まるで私の事をずっと見ているような眼差しがたまりませんわァ…
　…
　だ、だめですわァ…妄想が止まりませんわァ…
　きょ、今日もスキルマスター様に
　い、い、愛しのくち、くちづけを…！
　う、うぅ～う～っ♪」


…そしておりんは通算３６回目の口付けを
スキルマスターの絵にした後紅茶を楽しむのであった…


－おわり－