やきにくやの冒険日誌

ここは焼肉屋ぞうもつ亭
漢字検定二級を無事合格したやきにくやは
完全に浮かれモードに入ってしまい
仕事をせずにカジノで遊んでばかりの日々を送っていた

そんなある日の事
新しく入った３人のメイドが何やら話し合っていた… にながわ
「グランギニョルデザイア！
　やきにくやちゃん漢字検定二級合格してから遊んでばかりで
　全くお仕事してないわ！これじゃあ私達の給料どころか
　お店の経営にも響いちゃうわよ！？」

アマラリック
「あるじ　うかれ　もおど
　かじの　あそび　あそび
　しごと　しない　しない」

ネリーさん
「私ネリーさん、やきにくやさんは今ね…浮かれてるの…
　漢字検定二級とってから…頑張った自分へのご褒美とか言って…
　毎日のようにカジノで遊んでいるの…」

にながわ
「ファメリカーレ！
　いくらなんでも遊びすぎだわ！あぁ可哀そうなやきにくやちゃん…
　働く事の大切さを忘れてしまっているのね…
　少しお仕置きをして何とか現実に戻さなきゃ！！」

ネリーさん
「私ネリーさん、やきにくやさんはね…
　口で言っても多分分からないの…だからきつめのお仕置きをしないと…
　夢から覚めないと思うの…」

アマラリック
「わたし　きつめ　しおき　かのう
　それで　あるじ　めざめ　させる」

にながわ
「ゴータマシッダールタ！
　…皆でやきにくやちゃんを現実に戻すのよ！」


こうしてメイド三人による
やきにくやへのお仕置きが始まった
　 やきにくや
「クッソ～…あとちょっとでジャックポットでそうだったのに…
　また今日も６０万ゴールド損しちまったぜ…
　あ～あ、最近ついてねえなあ…ん？」


やきにくやがカジノから帰ってくると
そこには何故か第三回セラフィの像が置きっぱなしになっていた


やきにくや
「おいおい誰だよ…あんな所に像置きっぱなしにしたのは…
　これじゃあ通る時邪魔になるだろうがよお…ったく…
　しゃあねえ、めんどくせえが寄せとくか…」

やきにくやが像を運ぶためにセラフィ像に近づいたその時！！
























「ブオオオオーーーーーーーッ！！！！！！！」

やきにくや
「ぐわあああああああーーーー！！！
　ががわあああああああああ！！！」

何と突然セラフィ像の尻部から猛毒のガスが放たれた！！
やきにくやは猛毒を受けた！！

やきにくや
「ガ…ガ…ががわっ…
　あ……あ…あががっ…がっ…」

やきにくやは死にかけのゴキブリのように
手や足を震わせながら毒に悶え苦しんでいた

そして数分後
やきにくやは死んでしまった

－おしまい－