観察者に一つの球としてこの世に放り込まれたものは、触れたものに形を変えながら一人の少年の死によってその姿を得る。
その後のことは①~④までを参照にしてください。
フシの不死身の力を欲しがったヤノメ国のハヤセは、オニグマを倒したフシと生贄だったマーチ、マーチを助けに来ていたパロナを捕らえ、ヤノメ国のある場所に閉じ込めた。
ヤノメ国はマーチのいるニナンナの豊かな土地を欲しがっていた。
そして生贄の儀式に首を突っ込み、さらにそこで不死身の少年ヲ見つけそれをもほしがったのだ。
閉じ込められていた3人は、罪人の祈祷師ピオランとともに脱出したが、ヤノメ国のハヤセたちに追いつかれ、対抗したパロナに向けて矢を放った。
それをとっさにかばったのがマーチだった。
矢はマーチを貫き、マーチは倒れてしまった。。
馬車の中でマーチは、パロナに「マーチの代わりにママになってね」と言って息を引き取った。
オオカミの姿で一緒にいたフシは馬車を飛び出し、マーチがその死を看取ったオニグマの姿になりヤノメ国のハヤセたちを襲う。
初めて得た感情。怒りだった。
ヤノメ国の追手を蹴散らし、ハヤセに重傷を負わせたフシは人の姿に戻り見たものは、パロナを慕っていたマーチを助けられず絶望して一緒に死のうとしているパロナの姿だった。
霊となってさまよっていたマーチはパロナを必死で止めようとするが、気づいてもらえず、
「フシちゃん止めて!ねーねを助けて!!」
と叫ぶ。
フシに届いたかどうかはわからない。
しかし、フシはパロナを止めた。
言葉はまだ話せないが、生きろ!と感情を表したのだった。
フシはオニグマの姿になりマーチのなきがらを抱いたパロナを乗せ、ニナンナの村へ送って行った。
パロナはマーチを両親に・・・。
しかし、追っ手はまた追ってきた。
パロナはフシに逃げるように言う。
「自分の生き方は与えられるものじゃない!自分で勝ち取るものだ!}と。
その言葉はこの先ずっと忘れられないものとなった。
フシは森の中へオオカミの姿で消えていった。
これからがフシの本当の旅と戦いが始まる。
初めていろいろ教えてくれたママのような存在のマーチの面影を胸に刻んで・・・。
マーチは大人になってママになりたかった。
その夢はもうかなえられない。。
その後ニナンナはヤノメ国に滅ぼされ、パロナはハヤセによって処刑されることとなる。。
・・・つづく。(かもしれない)
「不滅シリーズ①~④は僕のページからたどってみてくださいね。
キャスト フシ・・・ギン・ヨウム
マーチ・・ライラ・エル(自キャラ)
パロナ・・アルルさん(テオさんキャラ)
撮影・設定・演出など・・テオさん、ギン・ヨウム
今回も協力ありがとうございました。