変わり者で有名な酒爺の家では、偽祈祷師のピオラン、不死の少年フシ、怪物になってしまった少年グーグーとお金持ちのお嬢様リーンが生活していた。
(これは「不滅のあなたへ」の漫画・アニメを再現したコスプレ日誌です。ここまでのお話は、僕の日誌「不滅のあなたへ」①~⑨をご覧ください)
不死で何らかの刺激を受けた者の死をきっかけに変身することができる少年フシと、ある事故で顔が潰されてしまった少年グーグー。
まだ人間としての成長段階にあるフシは、酒爺の家の使用人として働くグーグーに人としての生き方、生活、仕事などを教えてもらっていた。
ある日、グーグーはフシの不死を試してみたくなり、フシをナイフで切りつける。すぐに傷は治るが普通に痛みはある。痛がるフシだが、すぐにそのナイフを再生!同じものを作り出すことができる能力があったのだ。(写真上)
面白がるグーグーは、火のついた棒を押し付けたりいろいろ試す。
痛がるフシにグーグーは
「死にゃあしねえだろ?嫌なら嫌と言えばいい、たかが実験でよ!」と言い放つ。
ある日、傷の治りが遅いリーンの腕につける薬として酒爺はグーグーの口にチューブを差し込み、何か液体を取り出し始める。
なんと、グーグーが瀕死の重傷の時におなかに人工臓器を取り付け中に高純度の酒を仕込んでいたのだという。
これを傷に塗ってやれという酒爺。
「なんでそれが僕の中から?」と問うグーグーに酒爺は
「前から人間の腹で保管した酒がどうなるか知りたくてな、好奇心の追求ってとこじゃ。大丈夫、死にゃあせん。」
グーグーもまた酒爺の実験台だった・・・。
怒り、飛び出すグーグー。
「あいつはお前の新しいおもちゃだったわけだ。」とピオラン。
フシに探しに行ってほしいと頼むが、フシは実験されたことからか
「いやだ。行かない」という。
みんな理由を付けて探しに行かなかった。
さっそくご飯づくりに困るが、だれもやらない。
フシがやるというが、食べられるようなものは作れず・・・。
出て行ったものの、だれも探しに来てくれず一人ぼっちになったグーグーは、かつて働いていた農家の親方さんのところでまた働くことになった。
仮面をつけている理由を聞くが快くグーグーを雇い、行くところがなければここで暮らさないかと言ってくれる親方さん。
喜ぶが、仮面を取ってこの顔を見ても家族として受け入れてもらえるか聞いてみたところ、子供たちがひどく嫌がりグーグーは出ていく。
すまなそうにする親方さんだが、仕事にはくると約束して以前住んでいたぼろぼろのテントに戻って生活を始めた。
奇妙は仮面をつけた少年のうわさを聞き、面白がって見に来る若者が農園付近にくるようになり、結局親方さんの子供に追い出されてしまう。
仕事をなくし、ふらふらと帰る途中、うわさを聞いた若者に仮面を取られ池に投げ込まれてしまう。。
グーグーは仮面を拾わずそのまま町へ仕事を探しに行くが。。
通りがかりの人はみな振り向き怖がり、仕事がないか聞いても怖がり話も聞いてもらえず・・・。
そんな時、路地裏で声がして誰かが倒れているのを見つける。
あの日、2人で貯めたお金をすべて持ち去ってしまった兄、シンだった。
ぼろぼろになりやせ細ってしまった兄に、グーグーはいつかリーンにもらって大切に持っていた指輪をそっと握らせる。
「これを売ればご飯たくさん食べれるよ・・。」
そう言って立ち去るグーグー。
「グーグー?」弱弱しく問うシンに
「僕に兄ちゃんはいない。」と言い放つ。
兄ちゃんならあの指輪を使ってまともな人間になれるかもしれない・・
そう考えたグーグーは一人テントに戻って行った。
・・・・・つづく。
キャスト フシ・・・・ゆちぃさんのサブキャラ
グーグー・・ギン・ヨウム
親方さん・・エリアスレイ(自キャラサポ)
兄シン・・・ギン・ヨウム
町の青年・・ゆちぃさんの自キャラ
友情(?)出演・・古オルセコ・宿屋の爺 さん
忙しい中ご協力ありがとうございました。