登場人物
僕
白身先輩(シラミ先輩)
・
僕は今ドキドキしている。いままで経験したことがないくらい心臓の鼓動が早まっている。
それはなぜかと疑問に思うと思う。思うと思うという日本語があるかという疑問はさておき、僕は今日憧れの白身先輩に告白しようと思うのだ。
この日のために僕なりのセンスをひねくりだし、事前に貝殻のネックレスを買っていた。
ちょっと気持ち悪いかなと思いながらも自分の気持ちは抑えられないほどに高まっていた。
僕はいてもたってもいられずに待ち合わせの1時間前にとある公園に着いてしまっていた。
待ち合わせ時間の夜9時になるととても夜景が綺麗に見える自慢のスポットだった。
「はぁ、寒いなぁ」
今日は雪でも降りそうなくらい寒かった。まるで地球が風邪をひいたんではないかと思うほどだ。
僕はおちつきなく公園内をウロウロしていた。
つづく?