引っ越し予定日の2週間前、ミューメはチームメンバーにチャットで、フレンドには手紙で引っ越しのお知らせをしました。
引っ越し先が決まった10日前には、アトリエの看板とスライムチャイムで新住所を発表。
それに合わせて、モーモンバザーで売っていた「お招きのつばさ」を撤去しました。
「お招きのつばさ」は、引っ越しを行っても行き先が自動で書き換わらないため、今の住所でつばさを購入しても新住所に飛ぶことができないのです。
引っ越し5日前。
ミューメは花を収穫したあと、畑に種をまかずに放置。
これは、花の栽培中は新しい土地を購入できないためです。
今まで白亜の高台で数多くの花を咲かせた畑も、いったん小休止。
新しい土地では、いったいどんな花が咲き乱れることでしょう。
そして引っ越し当日。
家キットと土地購入資金を持った匠による引っ越し作業が、今、始まります。
看板を調べると、引っ越しについての説明があった後、次のメッセージが表示されました。
『土地を購入しますか?』
「せーの!」
匠は、掛け声と共に「はい」を選択。
その瞬間土地の色が変わりました。
続いて匠は、あらかじめ買っておいたテラス付きの家キットを使用。
すると…。
驚いたことに、次の瞬間洋風の家が建築されたではありませんか。
ダイ○ハウスも驚きの早業です。
さらに、古い家に置きっぱなしになっていた家具は、扉メニューの中の黄色に変わっているコマンド「配置中の家具」に、全て収納されているのです。
アー○引っ越しセンター顔負けのサービスです。
匠は今回の引っ越しを行う際に、家のイメージについて色々と考えていました。
「ジャングルに引っ越すのだから、その景色に合った家じゃないとね」
そして匠は、大工のイェーラさんと相談し、新しい家の内装と外装計画を、まとめあげました。
あとはイェーラさんの腕を信じることにしましょう。
さぁ、いよいよ家の中に家具を置く作業に入ります。
しかし、ここで問題発生。
あらかじめ用意しておいた新しい家具が、置けなくなっているのです。
匠は、家の管理人であるマルリーヌさんを呼びました。
「ビューフェ様、前の家にあった家具を全て設置しないと、新しい家具を置くことはできません」
なんと、扉のコマンド「配置中の家具」にある家具を全て設置しコマンドの色が白にならないと、新家具を設置できないのです。
とりあえず匠は、当初のイメージ通りに家具を仮設置することにしました。
しかし、ここで匠は、新たな問題に直面することになるのです。