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自宅の探検隊

あきたこまち

[あきたこまち]

キャラID
: YK392-502
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: レンジャー
レベル
: 136

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あきたこまちの冒険日誌

2025-04-19 11:59:36.0 2025-04-19 15:28:46.0テーマ:シナリオ・クエスト攻略

思い込みのはげしい人の話

 この日誌はバージョン6のストーリーおよびクエスNo.757「疑惑の同居人」のネタバレを含んでいます。 まだの方は読まないでくださいね。

 これは平行世界の物語です。
 あなたの知っている話とは、ちょっと違うかもしれません。


 天聖郷の本棚で、私は奇妙な手記を見つけた。

 それによると、この私が実はジャゴヌバに乗っ取られており、天使たちと共に世界を滅ぼそうとしているのだそうだ。

 だれかね、こんなものを書いたのは。
 まったく、そんなことがあるわけ…

 …いや。
 ありえないと、言い切れるだろうか?

 だって、ナドラガにせよキュロノスにせよ、ジャゴヌバに操られていた人たちは、自覚があったわけじゃない。

 嫉妬とか絶望とか、そういう負の感情につけ込まれて、次第に心を支配されていったんだ。




 言われてみれば、思い当たることがある。

 天聖郷に来てから時々、記憶が飛んでいる。

 記憶がない間、私は何をしていたのだろう?
 何か、紫色の闇に、心をゆだねていたような気もする…。

 「怪物にとどめを刺した者が、その怪物の呪いを受ける」というのは、物語ではよくあるパターン。

 私が勝利に酔いしれたあの時、ジャゴヌバは私の中に入り込み、私の心を支配する隙をうかがっていたのか。

 最初ここに来た時の、天使たちの冷たい態度。
 あれはそもそも私に、天聖郷への不信や憎しみを抱かせるのが目的だったのか?

 そう考えると、全てつじつまが合う。

 生身の人間が天聖郷に入り込み、やがて機密事項にまで関わるようになる。
 ジャゴヌバにとって、これほど都合のいい状況ってあるだろうか?

 おそらく陰謀に関わっているのは上層部だけで、下級天使たちは何も知らされていない。
 都合の悪い意見をもみ消すのは容易だろう。
 たとえば、この手記の主のように。



 私は、どうしたらいいのかなあ…

 もしナドラガ神が、自分が正しいと思い込まず、周囲の意見に謙虚に耳を傾けていたら。
 結果は、ちがっていたのだろうか?
 私は、今からでも間に合うだろうか?


アリセル
「ごめんなさい、あの手記を書いたのは、ぼくなんです。」

 えっ、そうだったの!?

アリセル
「ぼく、思い込みの激しいところがあって。
 自分でも、わかってるんですが。
 世界の危機だと思ったら、焦ってしまって…」

 なあんだ、そうだったのか!

 でも正直に話してくれてありがとう、助かったよ。 かなり真に受けてしまってたから。

 でも、そうだよね。そんなこと、あるわけない。
 この私が、ジャゴヌバごときに操られているなんてこと。
 だって、私は…

 だって、私は…

 私は、なんだっけ?

 … … …

 ああ、そうだ。

 私は、より高次の存在。
 紫色の闇から出でて、全てを統べる者。
 まず天聖郷を支配し、ここを足がかりに、地上に我らが帝国を築く。
 すべては、ナストルティアのために…

 なっす…
 なっすっす…
 なーすっすっすっすっす!!




 あれ?
 また記憶がとぎれてる。
 私は何をしてたんだっけ?

 ああそうだ。
 天聖郷の本棚を見て回ってたんだ。

 ん?なんか変なことが書いてあるな。

 人間は神々によって造られたのではなく、トロルから進化した?

 何を言ってるんだか、まったく。
 そんなこと、あるわけ…。

 …いや。
 もしかして…?
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