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★の★

ごましお

[ごましお]

キャラID
: AE734-574
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ごましおの冒険日誌

2022-05-10 11:51:18.0 テーマ:その他

【創作】little hero 2

蒼天のソウラ世界観ベースの二次創作
ジェリーマン語(?)はちゃんと法則性が有るので訳せますぜ
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ハクトはごましおを待つ間、再びパンフレットを読もうと鞄に手を突っ込んだ。
「……や……うや……」
夕風に乗って儚げな声が聞こえたような気がした。
辺りを見回すと、民家の陰でドワーフの女性が身を屈めて顔を覆っている。
「うや……ぼうや……」
どうやら我が子を探している母親のようだ。
ショーに来た観客だろうか?だとしたらだいぶ長い間探しているなと、ハクトは今一度時計を確認して思った。
生来の優しさがドルブレイブショーでブーストされている今、助けない理由は、無い。
「あの、探すの手伝いましょうか?」
「…りがと………います……ぼうや…なく…」
掠れた小さな声をなんとか聞き取りハクトはまず辺りを見回すが、流石にここらはもう捜索済みだろうと思い、少し遠くに足を伸ばしてみようと思い立った。
となると、見つけた時にすぐ呼び止められるよう名前を知っておいた方がよいかと母親に尋ねにいく。
「ぼくは向こう側をみてきますよ、それで、お子さんのお名前は……」
ハクトはそこまで言いかけて顔色を失った。
顔を上げた母親の目は、明らかにヒトのものでは無かった。
真っ黒な結膜、赤い瞳、溶けた様に垂れ下がり過ぎた目じり、いや、今まさに目の前でどろりと溶けて粘着質な緑の塊に変わってゆく。
「11.>…%…2"モ45☆」
水の中で言葉を発した時の様なこもった音を立てて、それは小さく縮こまる。
(街中に魔物!?確かコイツは……)
ハクトは距離を取り、眼鏡に取り付けた機能をひとつ起動させる。
魔物の状態を瞬時に見破るその機能は、シンプルながら要所要所で手柄を立てる優れものだ。
『エレメント系・ジェリーマン』
(ジェリーマン!?何でこんな所に…?)
ハクトは愛用のブーメランに手を伸ばすが、眼鏡に映った追加文で手を止めた。
『バイタル低下中』
(ん?このジェリーマン弱ってるのか?)
「ハクトくん見つけピャアァァァァ!!?」
その時、物販から帰ってきたごましおがジェリーマンを見つけて悲鳴をあげた。


ごましおが近くにきて、ハクトは初めてそのジェリーマンが妙に小さいということに気がついた。
身長40センチあるかないかのごましおと同じくらいの体は、ゼラチンを多めにしたゼリーの様にぶるぶる震えている。
本来はもう少し大きくて水っけ粘り気のある身体だし、街中に居るのもおかしい、何よりジェリーマンはドワチャッカ大陸には生息していない魔物の筈…何から何までハクトの知識と一致しないのが目の前の個体なのだ。
「ボ♪8+1☆4☆……ボ♪8+1☆4☆……」
何かを呟きながら双眸からぽろぽろ涙をこぼすたび、奇妙なジェリーマンの身体からツヤが失われ縮んでゆく。
「……もしかして、水分不足で縮んでる?」
ジェリーマンの生息地はヴェリナード領南やプクランドのメギラザの洞窟、レンダーシアのゼドラ洞の様に水場に近く湿気の多い場所である。
乾燥した砂漠のど真ん中にあるドルワームでは、あっという間に水分が抜けてしまうのだろう。
「お水あるよ?かける?」
ごましおがリュックから水筒を取り出す。
最初はハクトの後ろに隠れて様子を伺っていたごましおだが、魔物の目に涙を確認してからは何かと気にかけている。
「うーん……一応魔物ですし、場所を変えてからにしましょう」
2人はジェリーマンをドルブレイブポップコーンのバケツ(洗浄済)に入れ、人目のつきにくそうな物陰に運んだ。
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