山の中に、一人の弓魔戦が住んでいました。弓魔戦は、いっぱいサポで雇われたいと考えて、自分の家の前に「心優しい魔法戦士です。どなたでも雇ってくださいまし。弓120魔戦で登録しています、フォース全体化もございます」という立て札を立てました。
![](https://cache.hiroba.dqx.jp/dq_resource/img/picture/fail/no_login_0.png)
けれども冒険者たちは弓魔戦を敬遠して雇ってくれませんでした。弓魔戦は悲しみ、信用してもらえないことをくやしがり、おしまいには腹を立てて、立て札を引き抜いてしまいました。
そこに友達の杖魔戦が訪ねてきました。事情を聞いた杖魔戦は「そうだ、僕がバッチリで暴走魔法陣、悪魔払いを連発しよう。そうしたら冒険者たちも弓くんがいいって思ってくれるさ」と提案しました。
しかし、それでは杖くん、今度は君が嫌われちゃうよ、と言う弓魔戦に杖魔戦は「僕のことは、いいんだ、後で迎えにきてくれれば」と答え、マホトラでmiss連発を繰り返してくれました。
計画は成功して、冒険者たちは、安心して弓魔戦を雇ってくれるようになりました。毎日、毎日、ガタラからサーマリへ、三人、六人と枠限界まで使われるようになりました。。こうして、弓魔戦にはサポ経験値が入りました。弓魔戦は、とても喜びました。しかし、日がたつにつれて、気になってくることがありました。それは、あの日から姿を見なくなった、杖魔戦のことでした。
ある日、弓魔戦は、杖魔戦の家を訪ねてみました。杖魔戦の家は、戸が、かたく、しまっていました。ふと、気がつくと、戸のわきには、貼り紙がしてありました。そして、それに、何か、字が書かれていました。
「弓くん、冒険者たちと仲良くして、いっぱい雇われてください。もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪いサポだと思われるかもしれません。それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。どこまでも君の友達、杖魔戦。」
弓魔戦は、だまって、それを読みました。二度も三度も読みました。戸に手をかけて顔を押し付け、シュインシュインと、シャイニングのなみだを流して泣きました。