目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

もちもちよちよち

ガリクソン

[ガリクソン]

キャラID
: IG031-153
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 109

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

ガリクソンの冒険日誌

2017-08-24 00:43:14.0 テーマ:5周年記念(8月31日まで)

冒険者のきせき episode1700「優しい小学生」

「今度新しいボスが出るんでしょー?」

少し早い夕飯をかっ込んでインしたある日、フレンドの一人が僕にチャットを送ってきた。
彼の名前はゆうた。元気いっぱいな小学生プレイヤーだ。
ゆうたは僕に色んなことを教えてくれた。学校のこと、友達のこと…様々な話をしているなかでわかったのは、ゆうたはとても優しい子という事だった。
ドラクエの中でも、たとえば明らかに自分より弱い敵にはぜったい当たらないようにしていた。どうしてか訪ねると「可哀想だから」とのこと。
それを聞いたときには、いつの間にか「そこにいるモンスターも生きている」という当たり前のことを忘れ、どこかで「ゲームじゃん」と思っていた自分を恥じた。

話を戻そう。そのゆうたがチャットで言っていたボスとはダークドレアムの事だった。
「ダークドレアムってなに?」と聞いてきたゆうたに、ドラクエ6で恐ろしい強さを誇った裏ボスであったこと、今回もとてつもない強さなので8人パーティで挑むこと等を話すと、ゆうたはとても興味をそそられたようだった。
「ぜったい一緒に行こうね!」と言いながらジャンプを繰り返していた。
ああもちろんだよ、みんなで行こうね、と返すと喜んでお祝いクラッカーを鳴らしてきた。

その日のログアウト間際にゆうたがボソッと言った一言が、僕はいまでも忘れられない。

「僕たちは仲間がいて、みんなで戦えるけど…ドレアムは強くても一人きりって可哀想だよね」


それから何日か経って、僕たちにとって待望のダークドレアムが実装された。
最初のうちは阿鼻叫喚の地獄絵図、死体の山を築いたドレアムも、数ヶ月が経つ頃にはだいぶ勝利の方程式が確立されてきた。
試行錯誤しながらなんとかクリアしたゆうたと僕も、最初のうちこそ足しげく通っていたが、いつしか行かなくなってしまった。
何故ならゆうたが嫌がるようになったからだ。
「もうドレアムも強敵じゃなくなったのに8人で殴るの可哀想だよ」
ゆうたは決まってそう言っていた。


歳月は流れ、2016年の正月。ゆうたは小学6年生、春には中学生という年齢になっていた。
いつものようにアストルティアに行くと、ゆうたがドレアムのところにいた。
珍しいこともあるもんだなーと思って声をかけると、ゆうたは楽しそうにこう言った。
「クロスペンデュラムって武器使うとドレアムも見逃せるんだよー!これならドレアムも救えるし、冬休みのあいだにいっぱいドレアムを救うことにしたんだ!」

そしてゆうたの冬休みは10日延長された。
10日後、アカウント停止処分という名の冬休みが開けても、ゆうたは帰ってこなかった。

現在中学二年生になったゆうたも、当時と変わらずに優しい子であると僕は信じている。
いつの日かゆうたに再開できる「きせき」があることを期待して、僕は今日もアストルティアにインをするのだ。
願わくばこのような悲劇が二度と起きない事を祈りつつ…
いいね! 15 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる