メイアの冒険日誌

　　　最後に。受験生の皆様へメッセージがあります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　




ガイアを抑えながら。こみ上げる感情。沸き上がる衝動。なんだろう。この感じ。

感情って、説明できない。
頭で理解できないけど、心が理解しているこの感じ。でも言葉にすると、はかなく消えてしまう。






あたしがガイアを抑え込む。仲間を守るため。
後ろで仲間達が、必死に呪文を詠唱する。仲間を守るため。

ただ一つの目的の為に。　彼女に勝利を届けたい。　それだけの為に。
あの人の呼吸が判る。　仲間と息が合う。　あの人はあそこにいる。






仲間と一つになる感覚。　一つの共通の目標に向かって、一つになる感覚。
あたしの乏しい語彙では、うまく説明できない。

けど、何となくわかってもらえると思う。　そう。災厄の王に立ち向かうときに感じる、あの感覚。
仲間と繋がる、不思議な感覚。






互いが互いを思いやってるからこそ判る、不思議な感覚。






これから受験を迎える彼女に、少しでもいい思い出を。勝っていい思い出を。






たかがゲーム。でも、されどゲーム。






仲間と、共通目標を成し遂げるっていう事は、スポーツとも変わらない。
スポーツの方が高尚？　映画、本のほうが文化的？　ゲームは子供の遊び？　そんなの関係無い。






そんな事を考えていると、自然と目が潤みました。
繋がる感動。そんな涙だったのかもしれません。








そして。　ガイアは倒れました。　終わってみれば全くの危なげない勝利。






『　やったー　』　みんなで喜びます。　あたしも喜びます。恥ずかしいから、こっそりとｗ






宝箱には、破片が一つ入っていました。
ちっちゃな破片。

けど、その破片は。繋がった感動が詰まった、心の破片だったのかもしれません。






中学生ちゃん。おめでとう。そして。ありがとう。
繋がって勝ったこの日を。忘れないで。きっとあなたは勝てる。

心から祈ります。












　　　　　　　『　がんばって。戦って。勝ってきて下さい。あなたの帰りを、いつまでも待っています　』














＜　これから受験を向かえる皆様へ　＞


年の瀬も迫り、寒さが身にこたえる季節になりましたね。
毎日の塾通い。夜遅くまでの勉強。たまに息抜きのゲーム。

でももう、そんな息抜きをする余裕もない時期に差し掛かったかと思います。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　自分を律すること。



大切なことです。とても難しいけど、とても大切なこと。

素敵な出会いと別れを繰り返す、ドラゴンクエストＸ。大人と子供が一緒に歩める、とても楽しいゲームです。

けど、楽しすぎるが故に、捉われてしまう魔力も持っています。
大切なのは、リアル。　少しの息抜きは大切。　でも、心を強く持って。自分を律して下さい。



今年の夏、中学２年生の女の子が、ティアを卒業しました。
彼女が何気なく日誌に書いてた、衝撃的な一言が、とても印象に残っています。












　　　　　　　　　　　　　　　　　　『　人生を踏み外すのは嫌です。　』














そうです。大人ですら魔力に取り付かれてしまう、アストルティア。
必要以上に取り付かれる事は、リアルを踏み外しかねません。



共に歩み、感動を分かち合える、すばらしいゲーム。ドラゴンクエストＸ。
だけど、"ネトゲ"であるという真実も、また忘れてはいけません。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　『　過ぎたるは猶及ばざるが如し　』



何事も程ほどが肝心で、やり過ぎることはやり足りないことと同じように良いこととは言えない。という意味です。



人としてリアルを大切にし、律するところは律しないといけません。
心を強く持って下さい。受験という、人生の分岐点に立ち向かって、勝って下さい。

そうして、笑顔で帰ってきて下さい。
アストルティアは、１０年続きます。私達は、いつまでも笑顔であなた達を待っています。



リアルで、合格の涙を流して。そして、来年の春。ティアで共に、感動の涙を流しましょう。



～Ｆｉｎ～

※　心から、受験生の皆さんを、応援します。