平日深夜にも関わらず、全く進行しないイベント。出演者達は焦りを感じていた。
平日(火曜日)の深夜1:00。
まだ週は始まったばかり。
普通の社会人であれば、そろそろ明日の朝起きる時間を気にし始めるものである。
だが、一切そんな事お構いなしの主催者。
♪ピューンピューン とルーラの音も出始めた。しびれを切らせた観客たちであろう。
徐々に減っていく、イベント参加人数。だが、焦る私達をしり目に、主催者は驚愕の一言を発した。
( ・3・) 「 そ こ そ こ 減 っ た み た い だ し 始 め る か 」
ぉぃ。おい。いい加減にしろ。誰かこいつを止めてくれ。
プレイヤーイベントで人を呼ぶどころか、わざと減らす主催がどこにいる。
やべぇ。この主催本気でこええ。狂気なんてもんじゃない。
( ・3・) 『 とりあえず、かっぽーになってくれ。たのむわ 』
雑。説明も雑。なんだこれ。イベントとして成立してんのか?
観客 「 ツアーガイドみたいな主催だな 」
観客席から的確なツッコミが入る。
( ・3・) 『 とりあえず、おもしろければ優勝な 』
観客 「 ねるとんに、優勝なんてあるのか? 」
⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ピクピク
プレイヤーイベントのあり方について、一石が投じられた瞬間である。
最初の告白者は、某店舗店長の色白オガ男さん。
ビッチさんの前に一直線に向かう。オーガ同士のカップルは成立間近だ。
色白オガ男店長 『 バナナソファ量産できます! 』
安定した告白スタイルに、胸をなでおろす参加者達。
色白オガ男店長 『 俺のバナナソファに座らないか? 』
おい。一気に下ネタ臭くなったぞ。
徐々に雲行きが怪しくなる。
色黒オガ男 「 ちょっとまったーーっ! 」
そしてちょっと待ったコール。現れるもう一人の色黒オガ男。
熱いオガ男二人の告白バトルが勃発である。
いいね。ようやくまともになってきた。
二人のオガ男を品定めするビッチさん。そして彼女は、裁定を下した。
ビッチ 「 色白オガ男は惰弱だからダメ 」
まぁココまでは良い。
ビッチ 「 色黒オガ男は、前BLに入れてたオガ男そっくり 」
こええ。こええよ。何があったんだビッチさん。
ねるとんイベントで繰り広げられる、アストルティアの闇である。
バケツオガ男 「 ちょっとまったーーっ! 」
誰だお前。
まさかの観客席から現れるバケツオガ男。参加者ちゃうやん。
観客席から上がるバケツ連呼。そして、バケツとカップルになり、どこかに飛んでいくビッチさん。
どうやら、既定路線の流れの様であったようだ。
後にとりのこされる、色黒オガ男と色白オガ男。
見つめ合う二人のオガ男。そして、なぜか繰り広げられるBL展開。
深夜だから許されるが、冒険日誌では許されない描写が繰り広げられる。
願わくば、この日誌が消されない事を祈りたい。
一人きりBLネタを繰り広げ、『ちくしょー!』 とお約束の崖下に飛び込むオガ男二人。
一旦のオチとなった。
主催者はそれを見て、一言つぶやく
( ・3・) 『 間 の 悪 い 飛 び 込 み 方 し た な 』
容赦ない。主催容赦ない。全く容赦がない。
( ・3・) 『 マ ン モ ス 西 っ ! 』
誰だよそれ。
だからお前の持ちネタ突っ込むの止めろ。進行しろ。
全く進まないイベント。そしてこの日誌も全く進まない。
どうしよう。
途方に暮れながら、後編へと続くのであった。
~to be continued~
※やばい。後編で終われるか自信なくなってきた…