メイアの冒険日誌

　　　一緒に泣きながら笑いましょう。悲しい笑顔で。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　


悲しい笑顔。






それは何かを守り続けている時に見せる笑顔






前編でお話したように、何かを守り続ける事はとてもエネルギーのいる事です。






時に自らの身や心を削る時も。






個人的には、そんな時は泣いてもいいと思ってますし、泣き言を言ってもいいと思っています。






辛い時に泣くことは恥ずかしい事じゃない。泣いた後に見せる悲しい笑顔の方が重要かと。





















あたしのフレの一人に、一人の女の子がいます。






もう長らくのお付き合い。






彼女はとても優しく、そして明るい子。






チャットや日誌でのやり取りはいつもｗｗｗと笑ってくれる子。






そんな彼女。


















今彼女は、病気で入院されているお母様の介護をされています。






正直想像もつかない位のつらい出来事だらけでしょう。






時として、その辛さを吐きだしてくれる時もあります。






でも彼女の凄い所は、その辛い事を吐きだした後、笑顔に戻ってくれる事。






言葉上のですけどね。実際に表情は見えないから。






もしかしたら、泣きながら悲しい笑顔しているのかも。






周囲のフレ達は言葉をかけます。優しい人たちばかりですから。





















彼女は、そんな優しいフレ達に心配かけないよう、気丈に振舞ってくれます。






お母様があなたの事を、忘れてしまう瞬間もあるそうですね。






それがどれだけのつらい事なのか。想像するに難くありません。






けどあなたは、泣いてから笑ってくれますね。周りに心配をかけないよう。






時に、以前のお母様とのやり取りを話してくれる彼女。






皆、見ていますよ。聞いていますよ。






あなたのお母様がどんな方だったのか。時に反発しながらも。あなたがどれだけお母様を愛し思っていたのかを。




















もっともっと、お母様との思い出を話してね。






きっとその言葉は、あなたの脳裏にあった思い出を呼び覚まして、今のあなたの活力になるはずだから。






私たちはそれを、ずっと聞いているから。






お母様を守り続けるあなたの悲しい笑顔は、顔は見えなくとも、みんな判っています。






今は辛くときもあるでしょうけど。きっとあなたの愛情は届いているはずだし。きっと報われる時が来る。






あなたが頑張っている事は。あなたがどれだけ優しくて素敵な人かってことは。みんな知っているから。






そんな優しいあなたの事を、皆愛しています。






前を向いて。時に泣いて、でも笑って。






一歩一歩。歩いていきましょう。





















追伸　：　もう一人の病魔と闘っているフレへ。






あなたの辛さ、本音、悲しい笑顔。皆に届いています。






あなたにも言葉しか送ることはできないけど。でも泣いて。そして笑って。






から元気も元気。






月並みだけど。絶対病魔に効く魔法。　『　病は気から　』






辛かったら泣いてもいいけど。






でも泣いた後に。嘘でも笑お。






涙にぬれながらでもいいじゃない。






笑いましょ。






きっとそれが、闘病の薬になるはず。






皆と笑い転げたあの日々は、間違いなくそこにあったから。






また一緒に、笑い転げる日々が来る事を信じてるから。






私達も、泣きながら笑って、待っているからね。






こんな言葉しか贈る事の出来ない、あなたとの距離なんだけど。






でもそれがあなたへの何よりのエールになると信じて。






私たちはあなたを、愛してます。






また、いつの日か。






泣きながら、笑って会いましょう。






～Ｆｉｎ～

※きっとまた。