中島諭宇樹先生のアンケートご回答を掲載させて頂きます。
昨日はメイアの部屋新春スペシャル。
ご来場下さいました皆様、誠にありがとうございました。
ゲストは、漫画「蒼天のソウラ」の作者の中島諭宇樹先生でした。
とても素敵なお話の数々をお伺いできたこと、何より光栄に思います。
中島諭宇樹先生から頂きました、開催前のアンケートを先ずは載せておきます。
<メイアの部屋開催前のアンケート>
【質問①】
<蒼天のソウラ>を描き始めたきっかけ
【回答①】
編集長に、今度ドラクエの新作が出るからコミカライズをやらないかと言われたのがきっかけです。当時はまだオンラインであることがわかっていなかったので、公開された時は最初の想定と違ってみんなで慌てましたw
【質問②】
<蒼天のソウラ>について持っている思いはありますか?(目標、こう直したい、こうありたい等)
【回答②】
ソウラという漫画は、皆さんが自分の冒険のことを想像するダシになってくれれば何よりだと思って描いています。
ゲームのアストルティアというのはある程度リアルな3Dの世界観として描かれているとはいえ、あくまで抽象的な世界です。ゲームとして見聞きしたり体験できること以外にも、沢山の面白いドラマが起きているはずで、それを想像したり、創作する手助けができるといいですね。
【質問③】
<蒼天のソウラ>を描き続けて良かった思い出(笑った出来事、楽しかったハプニング)
【回答③】
僕自身がプレイヤーとして先のシナリオを心待ちにしながら漫画の展開を考えたり、読者さんとゲーム内で直に会えたり、あと読者プレイヤーさんに漫画に登場してもらったりなど、描く側としてもライブ感のある体験で、他の漫画の企画ではまず出来ないことが出来てしまっているので、そこが何より楽しいことですね。
多分こんなことができるのは、漫画家人生でも最初で最期だと思うので、精一杯楽しもうと思って頑張っています。
【質問④】
<蒼天のソウラ>を描き続けて少し反省した思い出
【回答④】
反省というか、漫画描いているといつものことなのですが、キャラを描き慣れてくるまで表情や動きがぎこちないので、後から見るとすぐ描き直したくなっちゃいますねw
ソウラはオンラインRPGっぽい世界観を描きたくて、意識してキャラを沢山出すようにしています。そうなると上記のようなことは自然に多くなってしまいますね。
【質問⑤】
<蒼天のソウラ>について周囲の皆様に是非お伝えしたいこと
【回答⑤】
基本的には質問2で言ったようなスタンスが伝われば良いかと思うのですが、逆にソウラの雰囲気が違和感がある人は、変にこれがオフィシャルであるとか、アストルティアで本当に起こっていることとか考えずに、単なる個人の同人作品であると思ってもらいたいです。
あるいはソウラのドラマの一部分だけを皆さんの冒険と絡めて想像してもらったりとか。
みなさんにとって一番楽しい想像が広がるアストルティアが、一人一人のオフィシャルであり、他の人の想像を否定したりせず、でも同じ想像を分かち合える部分は大いに楽しむというのが、この世界観を楽しむコツだと思っています。
【質問⑥】
あなたにとって<蒼天のソウラ>とはどんな存在?
【回答⑥】
もちろんお仕事として漫画を描かせてもらっているのですが、同時に一人のドラクエ10プレイヤーとして、他の人には出来ない楽しみ方をさせてもらっていることが、この連載の特別な部分ですね。
自分の考えたアストルティアでの冒険を、ここまで多くの人と共有できるなんて、ちょっと…というかすごく!優越感です!幸せです!ドヤァです!
【質問⑦】
今後<蒼天のソウラ>をどんなスタイルで描いていきたいですか?
【回答⑦】
これからも前の質問に答えてきたようなスタンスで描いていければと思います。
このコミカライズの企画をやれせていただけているのは全くの偶然なのですが、多分人生一度の経験なので、後悔のないよう楽しみ尽くしたいですね!
~to be continued~
※後編に続きます