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ビギナーズラック

ジュセ

[ジュセ]

キャラID
: XZ412-052
種 族
: プクリポ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 124

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ジュセの冒険日誌

2015-08-17 09:34:54.0 2015-08-18 17:02:26.0テーマ:その他

【ジュセの日記】6/21 掃除

今日はひたすら片付けに追われる一日となった。

シュピのいびきのせいでよく眠れず、随分と日が昇ってからの起床となってしまった。
昨晩は薄明かりの中でハッキリ見えなかったが、家の中は想像以上の散らかりようであることが分かった。
文句を言うのも分からなくは無い。
しかし、ここでやっていくしかない。他を探している時間が勿体無い。
まだ夢の中のシュピを起こして、簡単な朝食を済ませ、さっそく作業に取り掛かった。

この時期のアズランはとてもじめじめする。
ジュレットも暑かったが、あちらはカラッとしていて気持ちの良い暑さだった。
影に入れば涼しい風が吹き抜けていったものだが、ここは家の中にいても汗がにじみ出てくる。
必死で作業をする私を尻目に、シュピはというと、庭で蝶をおいかけたり、湖に向かって大声で叫んで反響を楽しんだりしている。
まったく、能天気なものだ。皮肉にも、現在のシュピはプクリポの鑑だと本当に思う。

「ここ楽しいねー。虫はたっくさん、取り放題だしさー。湖も貸しきって泳げるよー。アドベンチャーって感じだね!いやあ、来てよかったー!」
夕食時。くたくたな私は、そうだね、と力無く答えると、
「元気ないねー。せっかくの新生活だよー。もっとわくわくしないとっ。」
と来たものだ。
昨日さんざんぶーたれてたのは誰だったかな?と返すと、シュピはえへへーと、照れ隠しの笑いをした。
私はぷっと吹き出すと、いつの間にか、私とシュピの気の持ちようが逆転しかけていたことに気がついた。
2日目からこれじゃいけないな。と、自分を戒めるとともに、シュピが前向きになってくれた事に、少し安心することが出来た。

はやいペースで掃除を進めたおかげか、家の中は大体片付ける事ができた。明日には外の馬車の荷物を運びこめると思う。
重い物もあるから、シュピも少しは手伝ってくれるといいんだけど。手伝わせすぎて、また機嫌を悪くされても困る。難しい。
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