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ジュセ

[ジュセ]

キャラID
: XZ412-052
種 族
: プクリポ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 124

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ジュセの冒険日誌

2015-12-02 07:05:08.0 2015-12-02 23:36:55.0テーマ:その他

【母の手記】 7.隠蔽

ジュセは体調が回復すると、大邸宅の主人のもとへ向かいました。
事件以降、大邸宅とは連絡が途絶えていました。
結局生き残ったのは、ジュセとシュピさんの二人だけでした。
シュピさんはまともに話せる状態では無いので、ジュセはただ一人の証人として、事件の内容を報告する必要があると感じたのです。



ジュセを迎えた門番は、とても驚愕しました。どうやら皆、死んだと思われていたようなのです。
連絡を受けた案内人が慌ててやってきて、ジュセは主人の部屋へ通されました。
顔を合わせた時、主人は一瞬、罰が悪そうな顔をしました。
そして労いの言葉も無く、案内人に、ジュセに大きなケースを渡すよう指示しました。
ケースを開けてみると、中には大金が入っていました。報酬にしては、あまりに多すぎる金額です。
よく分からない応対にジュセは戸惑い、どういう事なのか訊ねました。
すると主人は椅子からゆっくり立ち上がり、ジュセの前まで来たかと思うと、土下座をしたのでした。



その時の主人からは、以前に感じた威圧感は、微塵も感じられませんでした。
主人はジュセに、事件を口外しないでくれ、調査を無かった事にしてくれ と懇願しました。
前にも述べたとおり、主人はウェナ諸島の有力者達の中でもトップクラスの存在でした。
そんな者が不祥事――事故で調査団を壊滅させてしまったとなると、権威は一気に失墜してしまいます。
主人はそれを恐れていたのでした。
でも事故は事故です。
故意ではないのだから黙秘などせず、ありのままの事実を王室に報告した方がいいのでは と、ジュセは言いました。
しかし主人は、それは出来ない と首を振りました。
なぜなら、ジュセ達が作戦を行っていたケラコーナ原生林は、聖地の近く故に、ヴェリナード王政より開拓禁止区域に指定されている場所だったからです。
これについては、知っていたのか知らなかったのかは定かではありません。
しかし、禁止区域に調査団を派遣し、壊滅させてしまう――。
この重なった不祥事をひとたび王室に知られてしまえば、どうなってしまうかは明白でした。



ジュセは先程の、主人の罰が悪そうな顔を思い出しました。
あれは恐らく、お前も死んでいれば上手く事件をもみ消せたのに という意思表示だったのでしょう。
金さえ積めば、事件も、この悲しみも全て無かった事に出来るという主人のふざけた思惑に、ジュセは怒りを覚えました。
本当なら、手にしたケースで目の前の頭を思い切り殴り飛ばしてやりたい。
ジュセは振り上げる寸前まで行きました。

しかし昨日聞かされた医者の言葉を思い出し、踏みとどまったのでした。
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