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ジュセ

[ジュセ]

キャラID
: XZ412-052
種 族
: プクリポ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 124

ライブカメラ画像

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ジュセの冒険日誌

2015-12-02 14:54:59.0 2015-12-12 23:30:14.0テーマ:その他

【母の手記】 8.決断

 シュピさんを、今後どうされますか。


このまま病院で治療を続けるか、それとも退院するか。
医者は、ジュセに選択を迫りました。
治療といっても現時点で魔瘴中毒の有効な治療法は無いので、どちらかと言えば看取りに近い形になってしまいます。
世間から隔離されたまま、何一つ楽しい事が無いまま日々過ごすのです。
そして魔物化の兆候が見られた時、安楽死の薬を打たれて一生を終えるのです。
それはあまりにも可愛そうでした。
だからといって退院しても、魔瘴中毒に侵された者はその危険性から、周囲から恐れられて迫害されるのは明らかでした。
周りに隠し通して普段通りに生活出来たとしても、魔物化は避けられません。
エゴで無関係の者の命を奪うのは、ジュセも、そしてシュピさんもきっと望んではいなかったでしょう。
どの方法を取っても、シュピさんを深く傷つけてしまう事になるのでした。

 エルトナ大陸。

深く悩むジュセを見て、医者はぽつりと呟きました。
ジュセが聞き返すと、何でもない と、誤魔化そうとしました。
それでもしつこく食い下がると、医者は溜息をつき、観念して話し始めました。



エルフ族の暮らすエルトナ大陸は、遥か昔から、幾度と無く魔瘴に脅かされてきました。
魔瘴が活発になると、エルフ達は"世界樹"の力を使い、沈静化をはかったと言われています。
魔瘴をコントロール出来るなら、魔瘴中毒についての知識もあり、治療法も知っているかもしれない。
医者は、そう考えたのでした。
ただ、これはあくまで願望であり、本当に治療法があるかどうかは分かりませんでした。
そもそもあるならとっくに公表されているはずですし、公表できないほどの機密情報であるなら、閉鎖的と言われるエルフ達が、外部の者に簡単に漏らすとは思えませんでした。
それ故、話すのを躊躇ったのでした。
しかしジュセは、これまでの話を聞いてある一つの方法を思いつきました。
シュピさんをなるべく苦しめず、お互い幸せに、前向きに生きる方法。
けれどそれは、途方もないものでした。
先立つものが無いため、思いついたものの、一度は心の奥に仕舞い込んでしまいました。



ジュセは冷静になって、振り上げかけたケースを降ろしました。
そして再び中身を開け、金額を確認しました。

 私とシュピが、お世話になりました。

そう主人に一言だけ告げると、ケースを抱えて静かにその場を立ち去りました。



その後、ジュセはシュピさんの病室へ行きました。
相変わらず暗くて息苦しい、嫌な場所でした。
でもそれももう終わり。
お見舞いに来た事にはしゃぐシュピさんに、ジュセは言いました。

 私の、プライベートコンシェルジュになってほしい。

と。
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