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ジュセ

[ジュセ]

キャラID
: XZ412-052
種 族
: プクリポ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 124

ライブカメラ画像

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ジュセの冒険日誌

2015-12-07 08:24:10.0 2015-12-21 00:55:05.0テーマ:その他

【母の手記】 9.新生活へ

こうして、ジュセはシュピさんとエルトナ大陸に移り住み、魔瘴中毒の治療法を探す事にしました。
しかし根幹に据えたのは、あくまで"コンシェルジュ"のシュピさんとの生活でした。
シュピさんは自身の症状について自覚していませんでしたし、ジュセもそれを伝えませんでした。
言ってしまえば、再び巡ってきた幸せな日々が崩れ去ってしまう気がしたから。
また、あるかどうかも分からない治療法を、大切な今を犠牲にしてまで探す必要はないと感じたからでした。



ジュセは新生活の場として、風の町アズランに目をつけました。
アズランは人口も少なく静かで、商店など生活に必要な機能が一通り揃っており、隠居するにはうってつけの町でした。
また代々世界樹を守り続ける、エルフの一族が住むツスクルの村とも近く、情報を集めるのにも適していました。
早速ジュセは世界宿屋協会を通じて、アズランの町のはずれの森の中にひっそりと建つ、小さなあばら家を購入しました。
この場所なら万が一のことがあっても、被害を最小限に抑えられるからでした。
僻地のあばら家なだけあって値段はかなり安い方でしたが、それでもここで"口止め料"の大部分を使い果たしてしまいました。
生活を維持するには、今までどおり働いていく必要がありそうでした。
ジュセは限られた時間を、どのように使っていくか悩みました。
しかし悩んでいても、貴重な時間はあっという間に過ぎて行きます。
ジュセは必要なところだけを押さえると、早速、計画を実行に移す事にしました。



旅立ちの朝。
ジュセは一年ぶりに、ジュレット駅にやってきました。
そこには大邸宅の主人の使いの者と、眠らされ、棺桶のような箱に入れられたシュピさんが居ました。
主人の計らいにより、シュピさんは厳重にアズランまで搬送される事になったのでした。
主人はお金のほかにも、新生活に必要な物品やドルバイクを提供してくれました。
もっとも、それは支援というよりは、臭いものをなるべく遠くへ送り出したいといった気持ちに起因する行為であったのだと思いますが。
シュピさんの危険物扱いにも納得がいかなかったですが、他に方法がないため、堪えて列車に乗り込みました。
使いの者と数日の無言の旅を続けた後、列車はアズラン駅に到着しました。
列車を降りると、駅の外に待機させていた馬車に荷物を積み込んで行きました。
作業が終わると、ジュセは使いの者から薬草を手渡されました。
それは、臭いを嗅がせればシュピさんを覚醒させる事が出来る薬草でした。
使いの者は、新居に到着してから使うようにとジュセに釘を刺すと、そそくさと駅のホームへと戻って行きました。
ジュセはそれを細い目で見送ると、新居に向けて出発しました。



実際に目の当たりにした新居は想像以上にぼろぼろで、ジュセは早くも新生活の困難さを実感しました。
しかしこんな所で折れていては、シュピさんを支えてあげる事など出来ません。

 あの時、決意したのだから。

ジュセは気持ちを奮い立たせると、貰った薬草をシュピの鼻に近づけました。
覚醒し、きょとんとした表情のシュピさんに新居に着いた事を伝えると、シュピさんは廃屋のような新居を見て、驚愕して言いました。

 わー、ぼっろいお家!



ジュセの日記は、この時点から書き始められたのでした。
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