ナッキーの冒険日誌

こんばんわ、ナッキー調査隊の隊長ナッキーだ




アストルティアには数多の謎がある

それこそ、七不思議というコンテンツが出るほど

しかし、それらは運営が用意したいわば「作られた謎」なのだ

ストーリーの謎しかりである



冒険を求めて降りたったアストルティアの地


まだ見ぬ謎を求めていながら、我々は運営が用意した謎を追っているにすぎないのである


まるで子供騙し

この世界にはもう謎と呼べるものはないのだろうか・・・























               「迫真のきーきー」















私が所属するにしおルームに突如放たれた言葉である

発言元はアデリンこと、同期のアデルタ





冒険や謎を求めて集まった我々は、放たれたこのワードにざわついた

あなたは聞いたことがあるだろうか？
迫真のきーきーと言う言葉を




すかさずパリヤ調査員がネット検索をかけてみるものの、一件もヒットしなかったようだ

インターネットが普及した現代において、検索にヒットしないなどあっていいのだろうか？


アデリンは誤爆だと言い逃れをしようとするが、またもやパリヤ調査員の鶴の一声





迫真のモーモーは入力しない









どうやら、アデリンはなにか重要なことを隠しているようだ










私は各地の文献を読み漁った

しかし、由緒正しきグランゼドーラの城の本棚にも迫真のきーきーと言う言葉は乗っていなかった




深まる謎　　　　狂い出した歯車





なにか・・・

なにか見落としているのではないか・・・







アラハギーロ城の酒場にも足を運んでみた

調査は足でする

古くから伝わる、私も大切にしている言葉だ




しかし、なんの手がかりも得られないまま私は途方に暮れた






迫真のきーきー

あまりの手がかりの無さに、私の心は折れそうになっていた



疲れ果て冷静な判断を失った私は、アデリンのたんなる誤爆
ストーリーを一緒に進めていた仲間たちに伝えるはずのチャットを、間違えてルームに投下してしまっただけなのではないか、という有り得ない仮説まで立てるようになってしまった

ストーリー内できーきー言うNPCが出てきて、それについての感想を述べたに過ぎないのではないか、という悪夢のような考えまで過ってしまった



しかし、私は全アストルティアの冒険者たちの期待を背負ったナッキー調査隊の隊長である

そんな馬鹿馬鹿しい考えに支配される訳にはいかないのだ







そうして、疲れた身体に鞭を打ち(性癖の話ではない)初心に帰って考えてみようと思い立った



アデルタ人形店



私が大半を買い占めた白亜の土地にポツンと建つ、アデリンの人形屋である



そこになにか・・・
なにか手がかりはないか・・・























なんと！！そこには大きさの異なるお猿の人形があるではないか！！！


これが！これが迫真のきーきー！！
迫真の想いで作り上げたお猿の人形！！
隣には迫真のモーモーもいるではないか！







こうして、また一つアストルティアの謎が解明された



結構頑張って書いた日誌なのにオチが弱くなってしまったのである

次回のナッキー調査隊の活躍に乞うご期待！！