「ちょっとヒーラーがねぇ、天使ばっかやって」
「マジでヒールがこないね」
「全然ヒールこーへん」
「キメラの初手天使マジでやめてほしいんだよなー」
「ヒーラーには厳しいんで。めっちゃうるさく言っちゃうんですけど」
「ホイミンの初手に注目。天使。あー、ダメだ」
「そーゆーヒーラーでしたか」
「初手で天使するヒーラーマジで信用ならん」
「いや、ザオラルより先に祈りやって」
「マジか。このパーティ無理そう。だいぶ無理くさい」
「無理や。これ無理やわ」
「あのホイミン天使するで。なんで天使するかなぁ」
「ちょっと待って。なんで死んでんの?このホイミンは」
「ヒールないと死ぬわ、そりゃ」
「蘇生の優先順位がクソなヒーラーがいると結構きついんですよね」
「ちょっと待って。また死人増えたぞ」
「どこにおんの?キメラ。そりゃ回復届かんわ」
イベントのモンスターバトルロードの配信で聞いた配信者の言葉です。
この方、常習的に暴言を吐くような配信者ではないですよ。
初心者のためにお役立ち動画を作ったり、
初見の視聴者に優しく声をかけてあげる配信者ですよ。
モンスターバトルロードもお祭りと言っている配信者ですよ。
さて、ここで問題です。
もしあなたが初手天使をするホイミンやキメラだったらどう思うでしょう?
①「そっか~、初手天使はダメなんだ。これから気をつけよう」
②「え?楽しく遊んでいたのに裏でそんなことを言われていたんだ」
③「配信は見ないで一回クリアしたらもう遊ぶのをやめておこう」
私は②と③です。
配信者はもしかしたら①になってほしいと思って言っていたとしても、
こういうグサグサくる言葉を聞かされて素直にそう思えるでしょうか?
初心者のためのお役立ち動画を作る時はこういうことは言わないでしょう。
ちゃんと言葉を選ぶと思います。
でも、配信でそういう言葉が自然に出るということはそれが本心なのです。
お役立ち動画も実は初心者のために善意で作っているわけではなく、
視聴者に優しい声をかけてあげるのも下心あってのことだということです。
負けてもほんの少しの時間しか失うものがなく、
負けることもまたゲームの楽しさのうちの1つなのに、
自由に気楽に戦ってはいけないのでしょうか?
参加条件が緩く、オートマッチングのイベントなのに、
ちゃんとしたバトルの知識がないといけないのでしょうか?
モンスターの転生回数が少なく弱かったり、耐性が不十分だったり、
強いバッジもたいして揃っていなかったり、
敵がターンなしのハイスピード攻撃をしてくるのに対して、
こちらは従来のターン制バトルを強いられ、
ターン制だからドラクエが好きという従来のドラクエファンが、
コマンド選択が間に合わず、移動やカメラ操作が追いつかず、
初手天使をせず回復をする前にあっさりやられたとしても、
初手天使は絶対にせず回復にこだわるべきなのでしょうか?
自キャラの弱さを知った上であっさりやられることを想定して、
天使で復活したばかりの無敵時間を利用する、
それもまた戦術の1つになると個人的には考えますが、
それでも初手天使はすべきではないのでしょうか?
もっと言うと、私も敢えて酷い言い方をさせていただきますが、
「関西弁を使うユーチューバーマジで信用ならん」と言っても、
関西の方は平気なのでしょうか?
考え方はいろいろあるでしょうし、
いろいろあっていいと思います。
けれど、これだけは私ははっきりと言いたいです。
自分の考え方が絶対に正しいと信じて疑わず、
まるでそれが正義かのように他人に押しつける、
正義なのだからどんな暴言も許される、
それはまさに今、某国の某大統領が行っていることと同じことであり、
そこに正義は一切なく、絶対に間違っているということです。
ドラクエ10なんてたかがゲームですが、
たかがゲームでもオンラインで繋がっており、遊ぶのは人間です。
ゲーム画面やYouTubeの画面の向こうにもちゃんと人間がいます。
もしリアルで本人が目の前にいても同じことができますか?
同じことを言えますか?
本人が目の前にいないから何でもできる、何でも言える、
それは卑怯者のすることです。
ネットであっても常に本人が目の前にいると思って、
思いやりの心を常に持ち続けたいものですね。
セラフィ
「それじゃ いつもの いっくよー!
とびっきりの~ 天使!」