「非道な勇者に制裁をッ!」
なんて展開になることなく、
ハッピーエンドのめでたしめでたしで終わったドラクエ3。
絵本の桃太郎と同じで、明らかに子供向けですよね(笑)
【ファミコン版ドラクエ3が大ヒットした理由】
・ドラゴンボール連載時の週刊少年ジャンプの力
・攻略本と時間があれば誰でもクリアできる簡単さ
まあ、この2つが大きいのかなぁと思いました。
攻略本を売ることも考えて作られていますよね。
昔から商魂逞しい(笑)
次はファミコン版ドラクエ4の実況動画を、
と思って探したのだけれど、
私が良いと思えるゲームの実況動画って本当に少なくて、
探すのが大変なんですよね。
とりあえずこの人でという動画を見始めたのだけれど……
「これから稼ぎ作業という作業をやっていきます。
何かというと、レベル上げとお金稼ぎをやっていきます」
20~30分ごとに区切ってある動画のパート2で、
ライアンのレベルがまだ3なのに早速これですよ(笑)
こ・れ・だ・か・ら・ド・ラ・ク・エ・は!!!!
フィールドをひたすら徘徊して、
エンカウントをしたらひたすら決定ボタンを押すだけ。
ドラクエファンからすると、
「嬉々として働くドラクエファン、至福の作業…!
モンスター……! ただ突っ立っているだけ…
至福の傍観っ……!
桃源郷を彷徨うが如くの圧倒的至福っ…!」
こんな心境で、快楽があるのでしょうか?(笑)
これの弊害なのかなぁ、
初期のドラクエをリアルタイムで経験している人ほど、
他のRPGでも同じことをするんですよね。
レベルを上げさえすればゴリ押しができると考えて、
そのゲームにせっかく用意された戦闘システムを無視して、
それが原因で途中で詰まる、そして、文句を言う、と。
そんな人も平気でレビュー動画を作るから困ったものです。
戦闘システムって、RPGによっていろいろあって、
考える楽しさもあるんですけどねぇ。
レベルもその過程で自然に上がるものでしょう。
「ぼく ホイミン。
いまは ホイミスライムだけど
にんげんになるのが ゆめなんだ。
ねえ にんげんの なかまに なったら
にんげんに なれるかなあ……?
ぼくを なかまにしてよっ!」
ホイミンを仲間にしてすぐ、
目の前に現れたホイミスライムを剣で斬り倒すライアン。
「ぼくに そのてを けがせというのか」
こういうところもドラクエのいい加減さがありますよね。
もしもストーリーを大事にしていたら、
ここでホイミスライムを敵として出現させるなんて、
素人でも絶対にしないと思います。
それとも後にホイミンが闇堕ちするとかあるのでしょうか?
あったとしてもその伏線はここで入れるべきでしょう。
私はドラクエファンに言いたいですね。
ドラクエはストーリーとゲームバランスが素晴らしい、
という評価を改めるべきだと。
子供ならそう思ってもいいですよ。
子供向けに作られていますからね。
ドラクエに対して愛情があるのもいいでしょう。
しかし、個人的な好き嫌いと作品の評価、
これを一緒にしてはいけないし、
一緒にしてしまう人は意見をする資格はないと思います。
採点競技のスポーツで、
私情を挟んで点数を付ける審査員がいたらどう思いますか?
そういうことです。
映画「ユア・ストーリー」の批判を超えた異常な叩きも、
ドラクエファンの堀井雄二さん及びドラクエに対する神格化、
これが根底にあると私は感じました。
そういう意味で私も「大人になりましょう」と思いますね。
子供の頃の思い出を大切するのは結構だけれど、
精神年齢まで子供のままでいるのは恥ずかしいことです。