過ごしやすい季節にはポエムを書くものと決まっています。
少々長くなりましたが、ご笑覧ください。
----------
相撲システムは、他のドラクエにはない、ドラクエ10に特有の戦闘システムである。
おそらくほとんどのプレイヤーは、相撲システムの知識がない状態でドラクエ10を初めることになる。
最近のドラクエ10をプレイするにあたっては、必ずしも相撲システムを熟知していなくてもよい。
相撲をほとんど意識しなくてもけっこう問題なく話を進められるし、ボスにも勝てる。
そこそこストーリーが進んでいて、そこそこコインボスを倒していても、
・敵が自分に怒ったら味方の後ろに下がる
・敵が味方に怒ったら間に入って近寄らせないように相撲をする
という程度のことしか意識していない人は多いのではないだろうか。
あるいは、強いサポート仲間や熟練者とパーティを組む場合は、その程度のことすら意識する必要はないかもしれない。
昔は違ったらしい。
聞くところによると、初期のコインボスの強さはとてもよく調整されていて、相撲システムを活用しないと勝てなかったそうである。
相撲システムを活用するためには敵の行動原理をある程度理解することが必須であるから、それはつまり、勝つためには敵の行動原理について一定の理解が必須であったことを意味する。
敵の行動原理とは何か。
あのボスは残りHPが○○%を切ると××をするようになるとか、このボスは怒っているときにしか☆☆を使わないとか、そういうモンスターごとの特徴も含むが、いま重要なのはそこではない。
相撲のために理解すべきことは、もっと一般に、敵の行動からその次の行動までの間に何が起こっているか、である。
本稿では、そのことの詳しい説明はしない。詳細が知りたい場合は、相撲とかターンエンドとかでググったら詳しいページが見つかると思う。たぶん。
相撲のメリットについて説明が必要であろう。
相撲は、ターゲットの一人が逃げてその他のメンバーが敵を抑えるという見た目から、単に一人のメンバーを守るだけの行為であるように思われるかもしれないが、実はそうではない。
敵をターゲットに到達させないことによって敵の行動回数が減ることこそが重要であって、結果的に安定した状況を作り出すためのテクニックである。
例を挙げる。
誰しも、次のような経験があるはずである:
・敵が頻繁に攻撃するので、回復役が非常に忙しく、ターンが足りずに戦況が不安定になる。
・敵が頻繁に仲間を呼ぶので、その処理に追われ、そうしているうちに徐々に戦況が不安定になる。
このような状況は、相撲システムを活用できていれば、比較的少なくなる。
ただし、むやみに敵を押すだけでは大して役に立たない。自分が狙われたときには味方の後ろに逃げること(「タゲ下がり」と呼ばれる)も必要である。
さて、そもそもレグナードの話をするつもりであった。
レグナードとは、バージョン3.1のストーリークリア後に挑戦できるようになるボスである。ストーリーの本筋には(少なくとも今のところ)関係ない。
そしてレグナードには、相撲システムの活用方法を(従って敵の行動原理をある程度)理解していない限り、勝つことは難しい。
これが「理解していないと勝てない」となると少々言い過ぎかもしれないが、言ってしまってもいいような気もするし、少なくとも意識した立ち回りをしないと勝てないとは言える。それくらい強い。
典型的なパーティ構成は、パラ僧魔魔である。
パラディンはひたすらレグナードと相撲をとり、後衛に近づけさせない。
魔法使いはパラディンの後ろからメラゾーマを打ち、僧侶はその他必要なことをもろもろやる、という戦略である。
魔法使いも決して簡単な役割ではないが、ドラクエ10の戦闘全般に影響する圧倒的成長を体験するには、パラディンか僧侶で参加することをお勧めする。
レグナードの強さは日替わりで、4段階ある。
相撲システムを活用しない限り、最弱のレグナードにすら、勝つことは難しい。1,2分で全滅する可能性が高いだろう。
それが楽しみつつ試行錯誤するうちに、だんだんレグナードの名前が黄色くなったりオレンジになったりするのである。
そして最強のレグナードに勝てるようになる頃には、ドラクエ10における戦闘のコツのようなものが身に付き、あらゆる戦闘で適切な振る舞いをしやすくなることと思う。
半分くらい相撲の話になっちゃった。
相撲の話から始めてしまったのがよくなかった。
ともあれ、レグナードはいいぞ。
まとめ
・相撲重要
・重要さの割に身につける機会が少ない
・レグナードを倒して圧倒的成長
・レグナードはいいぞ
----------
以上です。