はじめに。
めちゃめちゃ長いです。日誌には文字数制限があるので連投します。
フレンドのみなさま、通知うるさくてごめんなさい。
現在、DQX運営から冒険者各位へ、アンケートへの協力のお願いが来ています。
これに答えるにあたって現時点での自分の考えを改めて整理すべく、プレイヤースキルの向上という視点からDQXを考えました。
すると思いのほか内容が複雑であることに気が付き、またこれは公開する価値のある考えであるとも思って、こうして冒険日誌として文章化するに至りました。
相当長くなるので、道に迷わないようにまず結論を述べておくと、
「現状のDQXには、プレイヤースキルに大きな格差が生じており、しかもそれは拡大する方向に推移している」
「運営は、プレイヤースキル格差を埋める策をゲーム内コンテンツとして積極的に導入するべき」
ということです。
また、本稿の内容は、ハレサレポート( http://www.haresa.news )さんの記事 "上達の「途中」が消えていく" (2018/10/13) に大いに影響を受けています。趣旨は同じであるとすら言えるかもしれません。
知り合いなどに本稿を紹介すること、本稿の内容を自分の言葉で再発信すること、アンケート回答の際に参考にすること、意見や感想をコメントいただくことを大いに歓迎します。どうぞお気軽に。
-----
## 1. 事例
### 1.1. 防衛軍の事例
読者諸氏には、次のような経験があるだろうか:
- 防衛軍「紫炎の鉄機兵団」戦(をはじめ、初期に実装された、獅子門を舞台として戦うことになる敵たちとの戦い)で、
- 南側(スタート地点付近)のザコたちを一通り倒したのでパーティ全員で北上して大ボスを叩くが
- 思ったほどダメージを蓄積できず、一撃でのダメージは3桁や1,000ちょっと、テンションや会心の一撃が乗ったときにようやくいいダメージが出る程度で
- そうこうしているうちに南側に再びザコが出現するので、南下して処理をしようとするが
- 総帥Mの「南に敵が出現」のアナウンスに気付いているのかいないのか、仲間の多くは引き続き北で大ボスを殴るばかりで
- 悪ければザコに結界を叩かれて防衛失敗、良くてザコたちや処理しきれなかった中ボスに苦戦しつつ、ギリギリで防衛に成功
- 大ボスを殴り続けた人々の努力はむなしく、最終的に大ボスの体力は半分程度しか削れていない
筆者には、ある。数えきれないほどある。
オートマッチングで行く獅子門防衛軍においては、特に火力を稼ぐことが難しい構成の場合では典型的で、ありがちな展開であると言っても過言ではない。
### 1.2. ガルドドン戦の事例
または、次のような経験があるだろうか:
- 聖守護者の闘戦記「ガルドドン」戦(をはじめ、壁役が壁をキープすることが前提となる戦闘)において、
- ターゲットが逃げて、それを追いかけるガルドドンを魔法戦士が抑えている状況で
- 魔法戦士が少し離れた位置にいるメンバーにMPパサーをするので
- 壁が成立しなくなり、ガルドドンはターゲットにまっすぐ近寄って攻撃をする
- 壁をキープしながらMPパサーが届く距離だと思っての判断ミスかな、と思って戦闘を続けていると、何度も同じことが起こる
筆者には、やはり、ある。
こちらは典型的とは言えないが、筆者の(防衛軍に比べればはるかに)少ない経験の中でも、そういう魔法戦士には複数回出会っている。
### 1.3. 余談
ここで誤解を避けるために断っておきたいのは、本稿は決して、特定の場面で「不正解」の動きをするプレイヤーへの非難を目的としていないということである。
DQXというゲームの現状は、プレイヤーが素直に遊べばそういう動きをしてしまうようになっており、そのことが非難されるべきではないと筆者は考える。
本稿において非難される対象があるとすれば、それはプレイヤースキルの段階的な向上の仕組みを用意していないDQXサービス開発・運営側である。
さらに、特定の行動を「不正解」と断定する意図もない。
筆者からみて、その状況でのその行動は勝ちから遠ざかる方向の行為に見えるし、それは知識や経験が足りないために起こっているように見えるというだけのことであって、
その評価が間違っている可能性はもちろんあるし、状況が違えば何の問題もない行動である可能性は大いにある。
続く。