DQ11最終盤までの完全ネタバレ有りです、閲覧には十分にご注意を。興味ある方は前々回のエントリーから読んで下さい。
・ホメロス。ホメ=褒められる(尊敬する人物から褒められる)ロス=ロスト(失われた、得られない)。もしくは、(自分を)褒めろ、といったように名は体を表すということではないか。ホメロスに対してホメロスを認めている気持ちを言葉にしていなかったグレイグを単純に責めることは難しい(グレイグは生粋の博愛の人で、騎士としてある以上ホメロスもそうだろうと思っていた)が、こういったことは結構現実に起こり得ていると思われる(余談ですが個人的にも子供は褒めて育てたほうがいいと思います)。
・ホメロスは裏世界でも倒さざるを得なかった。これが自らの負の心に抗えず、闇のオーブに手を染めた者の末路ということか。あの世界の普通の人達は死後すぐに世界樹に生命が回収されるはずだが、ホメロスも200、300年以上の長い時間を掛けて、闇のオーブの影響から生命が浄化され、世界樹に回収される…と思いたい。
・セニカちゃんは独学で時のオーブのことを知り、忘れられた塔に入り、自前で用意した天帝の剣のような剣(当時ならオリハルコン製だったかも?でも伝説の鍛冶場が開けなかっただろうからオリハルコン製の剣は作れなかった?)で、時のオーブの破壊に失敗した。あの時すぐに倒れてしまったが、あれは時のオーブを破壊しようとした時の反動のようなもので、直前に宿屋に行っていれば…というようなものではないだろう。時のオーブの破壊に失敗すると、実行者にそういった何らかの大きなリスクが課せられるシステム(魔力や生命力の大半を吸われる等)があるのではないか。
・しかし力尽きる前に、時の番人(=精霊化のようなものだろう)として存在し続けることが出来る魔法を自身に使用(もしくはセニカの願いを察せられた周りのクルッチ達の力?)。寿命もほぼ制限がなくなるが、姿が変わる、生前時点での時のオーブの情報以外の記憶をほぼ完全に失う等の、多大なリスクも発生した。一縷の望みとして、次世代の勇者に(自身の私的な)願いを無意識の内に託したのだろう。
・セニカちゃんは時のオーブのことはネルセンに相談・支援して貰っても良かった気はする。その点ネルセンからすれば多少水臭いだろう。しかしセニカちゃんのやりたいことはほぼ私的な感情に基づいたものであり、勇者以外の者が時のオーブの破壊に成功した場合、違う時空が生まれることもおそらく知っていたと思われる(=いずれにせよこの時代に勇者を復活させられない)。その点もあり、要らぬ心配を掛けたくなかったのだろう。
・ウルノーガは、ニズゼルファからの闇の導きを受け、魔族への覚醒を果たした当時、ネルセンとセニカちゃんがニズゼルファの肉体を封印するのを実は見ていた。その後建国されたネルセンの国に対して攻め入るために魔族を秘密裏に動員し、攻め滅ぼした(おそらくネルセンの次世代の王?)。そして将来的にニズゼルファが厄介な存在と成り得ると判断したため、自身は完全に魔族の魔道師として(将来的に魔王になるために)肉体を作り変えるべく、眠りに入った(その間500年以上?~1000年近く?)。
・その後勇者降誕の報を受け(王族関係者各地にスパイを忍び込ませていた?)魔族を動員、デルカダール王に成り代わり、勇者の殺害にまず成功したと判断してもなお、16年もの間強国の人間の王として人間の信用を得るために振るまっていたのは、恐ろしい理由があった。厄介な邪神ニズゼルファに対しての戦力として優秀な戦闘力を持つ人間を捨て駒にし、ニズゼルファを消耗させて倒すつもりだった(それが出来るのが人間の王という立場。グレイグやホメロスも使い捨てにするつもりだった)。ニズゼルファが討伐できた時は今度こそ、人間を滅ぼすつもりだったのだろう。なお闇のオーブはその16年の間に精製されたものではないか(万が一勇者が生存していた時等の備え)。
・表世界のウルノーガは魔王覚醒後、隕石群を地上に叩き落とす大災害を引き起こした。その代わりある程度大きな魔力を消耗してしまったので、魔王の城に籠もり、ニズゼルファ討伐のための魔力を蓄えていた(勇者達が体勢を立て直すまでの期間中、人間に対しての侵攻が比較的緩かったのはそのためと思われる)。その後見事に?ニズゼルファの肉体を消滅させることに成功。しかしまた魔力を多大に消費したので城に戻って回復をしていた。当時のウルノーガが(勇者達のLv等にもよるが)あまり強くなかったのはDQ7のオルゴ・デミーラと同じく、本来の実力ではなかったと思われる。
※大体書けましたが、文字数制限に付き次回に…。