第四話
赤「姫様、次のスケジュールですが隣国ヒペリカム国の使者との会談です」
紫「えー、ソコの使者の人いつもめんどくさいこというしー」
赤「昼食会も兼ねてます」
紫「デザートもつく?」
赤「はい、えーと?(タブレットを見る)今朝地元の農家が届けてくれた夏野菜と果物使ってるそうです」
紫「しかたないなー、頑張ってくるよ。『道』どうせ見てるんでしょ?付いてきなさい」
道「にょほほー、バレましたか」
紫「良いからヒペリカムの情報教えなさい」
道「では(エテーネ式あいさつ)こちらを・・・」
赤「それにしても、このタブレットスゴいなぁ。誰がデータ作ってるんだろ?」
赤「ん?データエラー?サポートルームにお越しください?会談が終わるまで時間あるよね。行ってみるか」
サポートルーム
魔法の力で動く機械類
小柄な白銀の髪の少女「あちゃー、またサーバ止まったよ。うーん、ストレージが限界近いからなぁ」
赤「すみませーん」
白くて小さいの「仕方ない。ロールバックするか。データは・・・15分前、会談には間に合うね。開始!」
赤「あのー」
白小さい「わ、びっくりした」
赤「あれ?おねーちゃん!?」
白「おにk」
赤「ここでは『赤』だよ」
白「えーと?なんでアナタがここに?アイドルは?」赤「おねーちゃんこそ」
道「白銀の髪と眉から「白眉」、白とお呼びしております」
赤&白「わ、びっくりした」
道「失礼、タブレットが止まったんで様子を見に来たんですが、復旧したようですね。では会談での子守りがあるのでこれで」
赤「相変わらず神出鬼没だね」
白「ここに来てしばらく経つけどアレは慣れないわ」
赤「ええと、お姉ちゃんは長いの?アイドル活動やめたあとここに?」
白「話せば長くなるから。その辺は後でね。紫がここに来る前からこの部屋に手伝いで居たんだけど。内戦で管理人の貴族が死んじゃって、グダグダとここに居るの。アナタもアイドルどうしたのよ?売れてたんでしょ?」
赤「だってさ。マカrが、いや姫様が一人でこの国をフレパを守ってるんだよ?何かしたいじゃない?
アイドルも止めたんじゃなくて休止、機会あればステージに立つよ」
白「そう。後でゆっくり時間を取ることにしようか。それでここには」
赤「うん、そうそう、タブレットがね」
紫「では、支払いを待っていただけないと?」
ヒペリカム使者「借りたものは返す。金を借りれば利子がつく。とりあえず利息分を出せ。当たり前のことを言っているつもりですがね」
道「んんんー、おかしいですなぁ」
ヒ「なにがだね」
道「確かに我が国は借金をしている。先代だがね」
ヒ「後を継げば借金も継ぐのは当たり前だろう?」
道「そこ。当たり前田のクラッカーが、腐ってるのでは無いかと申し上げておるのですよ」
ヒ&紫「わかるように言ってくれ(ください)」
道「ヒヒヒ、確かにお借りしました。ですが、それは我が国が魔界への最前線の為の軍備のため」
道「実際、経済に見合わぬ軍備に喘いでおります」
ヒ「そちらの都合など知らん」
道「先程も申し上げました。先代が魔界対抗の軍備の為に借りた、と」
ヒ「それがどうした」
道「盟約では兵士が我が国が、軍備費は周辺国が出すことになっております。魔界対抗と言う大義名分に利子をつける、と?」
長くなるので結果だけ箇条書き
・結局、利子の話は無かった事に
・貰った金額で国際貢献すべき
・盗賊や地方豪族が国境周辺で暴れているので鎮圧することに
・軍派遣のためのお金をどうしよう
・姫様のヲヤツを減らそう案が提示<イマココ