放置してたメインストーリーを進めている。
※以下ネタばれを含むかもしれない独り言と日記
スイの塔の地下を進むことになった。
自分はver1.0からのプレイヤーなので、実に5年越しの探索。
この地下って何があるんだろうね?いつ行けるようになるのかな?
なんてパーティで話したのも遠い昔の思い出。
元々スイの塔の雰囲気は気に入ってたけど、地下も進んでてわくわくする。
普段はストーリーなんて適当に流して終わらせてたが、
なんだかもったいない気がして、ドルボードから降りて徒歩で探索。
ダンジョンの空気もモンスターの配置も作りこまれてていいマップだなと思いました。
見慣れないモンスターを見破りながら進んでいくこの感覚が懐かしい。
昔と比べたら、今のアストルティアはとても便利になっているのを実感できる。
ドルボードなんて便利な移動手段もなく、電車は乗るたびに財布が軽くなり、
魔法の小ビンを1本ずつちまちま飲み、飛びたい先のルーラ石は他人に借りる。
今思うとよくあんな環境で遊べたな……と思うぐらい面倒で、
とにかく手間のかかるゲームでした。当時を良く思う人はいても、
今更当時の環境で1からやり直したい人なんて、きっとほとんどいない。
オフラインとは比べ物にならないボリュームを誇るオンラインゲームなのだから、
極力プレイヤーがだれないよう、遊びやすい環境が提供されるべきだろうし、
無駄を省く改善はプレイヤーからも歓迎される傾向にある。
ただ、初めて見るダンジョンでもドルボードで移動をかっとばして、
敵の見張りや追跡なんて知らん顔で振り切り、
さっさとお使いを済ませるなり、ボスを殴り倒すなりしてはい終わり、
が当たり前になった今の環境は少し寂しく感じる。
少なくとも私は、ダンジョンの緊張感に包まれながら、
強そうな敵の脇をそろりそろりと抜けて行ったり、
戦いに赴く前には、所持金を銀行に預けて身を引き締めたり、
街で自分の使いたいルーラストーンを貸してくれる人を探したり
そういう手間が「省かれるべき無駄」だと思ったことはあんまりない。
確かに一手間はかかるけど、そうした手間から生まれる体験や、
オンラインゲームならではの交流も確かにあった。
ダンジョンのあからさまな門番の前で尻込みするプレイヤー達。
辻ザオやフレンドからの救援で助けて助けられての関係。
街で様々な石を貸し出していた「ルーラストーンタクシー」なるお店。
利便性と引き換えに、これらの経験の殆どは見る影もなくなってしまった。
今のアストルティアには「世界観を楽しむための不便さ」や、
「不便さを楽しむ心」が少し足りないんじゃないかな、と思う。
まぁ、たまたま雰囲気が好きなダンジョンに当たったからこう思うだけで、
仮に過去の環境のままver3まで続いていたら、
いい加減ダンジョンでドルボード使わせて!ルーラ石かつかつすぎなんだが!
とか愚痴ってそうな気もするからあまり言えないんだけど。
インスタ映え。