こころの冒険日誌

天地雷鳴士の職業クエストをプレイした全ての人に伝えたいことがあります。
以下、クエストシナリオの重大なネタばれを含むので、
第五話までクリアしておらず、天地雷鳴士の証を貰っていない人、
または第五話までクリアしても、何も思うことが無かった人はここから戻ってください。






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こんばんは。
冒険日誌から「アサヒ　ヨイ」等のワードで検索をかけても、
「アサヒとヨイどっち派ですか？」なんて話ばかりで強い憤りを覚えている限界エルフです。
散々二人で一つとか話に出てくるアサヨイでそれは違うでしょうが。

さて、天地雷鳴士クエのシナリオにおいて、
少女同士の友情や繋がり──もっと平たく言えば百合。
そんな要素が前面に押し出されているのは、ココを読んでいる皆さんなら言うまでもないと思います。

今回私が言いたいのは、このクエストはただ単に百合要素を見せるだけの安っぽいシナリオなんかじゃない、という話です。

確かに、女同士で抱きしめ合う、「大好きだった」等の明らかに“友達以上”な言葉が出るといった、
意識させる要素はクエスト中に出てきています。

ただ、そういった要素が話題を狙う、あるいは好きな人に媚びるために入れられたのではなく、
ちゃんとアサヒとヨイがキャラクターとして生きる上で、説得力のある要素だな、と思うのです。

ガチャを回させるため肌を露出させられるソーシャルゲームのキャラクター達のように、
理由も無く「アサヒもヨイも互いの事が好き」という設定が付けられているのとは違い、
「好きになる理由があるから好き」なんだと解釈できるシナリオになっているんです。

女の子同士が好き合ってて良かった！で終わるのは勿体ないです。
どこが好きなの？どうして好きだって思えたの？
そういう所まで考える余地があって、考える事が楽しいクエストだと思います。
それを頭に入れた上で、天地雷鳴士クエストをリプレイしてみてください。

一つ、私の好きな例を挙げると、クエスト中にアサヒが語るエピソードの中で、
「アサヒとヨイは姉妹に間違われる事もあるほど仲が良かった」という物があります。
第一印象で言えば能天気で明るいアサヒと、思慮深く落ち着いた物言いのヨイ、
どちらが妹でどちらが姉に見られていたのか……は考えるまでもないでしょう。

ただ、実際の接し方や性格を見た時に、
どちらが妹っぽくて、どちらが姉っぽいか、というのはまた違う話になると思います。

そんな「他人から見える外面と秘められた内面の差」や、
「二人が持つ気持ちの違い」のような部分にもスポットライトを当てながら、
このクエストをプレイしてみてくれる人が一人でもいればいいな……と思いながらこの日誌を書いた所存です。
順に話を追っていった後、全ての真相を知った上でまた１からテキストを読み直すと、
最初にプレイした時とは別の視点からシナリオを楽しめると思います。

天地雷鳴士クエストをリプレイしてください。
限界日誌でした。