わりとガチでやっている人だと、攻撃力を1でも上げることにこだわっていますよね。
例えば、攻撃力があがるアクセの理論値をつくるために、かなりの労力を使ったりします。
(ご苦労さまです m(__)m)
でも、そこまででもない人が、攻撃力1の差にこだわる意味ってあるのでしょうか。
攻撃力+2か攻撃力+3がつくアクセだったら、攻撃力+2でも良いのでは?
理論値を作るのが当然みたいに言う人もいます。
でも、そんなテンションでやっている人ばかりではありません。
当然出てくる疑問でしょう。
●どの程度の差を生むの?
そこで、攻撃力と与えるダメージの関係を調べてみました。
雪豹さんという方のサイトによると、両手剣などによる直接攻撃のダメージは、次のように計算できるようです。
与えるダメージ=基本ダメージx補正
基本ダメージ=攻撃力÷2-守備力÷4
https://yukihyo.xyz/archives/7739
基本ダメージというのは、要するに、Aペチの与ダメージのことですね。
武器による直接攻撃の特技で与えるダメージは、Aペチのダメージに補正値をかけたものとして計算できます。
そして、この基本ダメージは、攻撃力と相手の守備力に依存した数値ということです。
例えば、攻撃力が900のバトマスが、守備力700の敵をAペチで攻撃した場合、平均で275のダメージが与えられるというふうに計算できます。
守備力700というと、ダークキング1がこの程度のようです。
確かに、実際のイメージと近いですよね。
さらに言うと、攻撃力が1増えると、与えるダメージは0.5増えるとも読み取れますね。
実際にはダメージは自然数で、乱数のプラスアルファがあるので、平均して0.5ダメージが増えるという意味です。
つまり、アクセの合成で攻撃力+2を+3にするメリットは、1回あたり0.5の与ダメージ増(限Aペチ)ということになります。
●実際は、攻撃力1の差はもう少し大きい
で、補正というのは、技による倍率だったり、テンションだったり、フォースブレイクだったり、宝珠だったりで決まる数値です。
例えば色々あって補正が2倍になると、1回あたり平均1のダメージアップとなるわけです。
実際にAペチをする人は少ないでしょう。
ですから、攻撃力1の違いは、1ケタ台の前半くらいの差になることが多いと認識しておくと良さそうです。
まあ、状況次第ですけど。
細かい話は色々とあるのですが、このあたりが物理の直接攻撃のダメージ量の基礎知識です。
そして、「Aペチ1回0.5の差って、そんなに重要??」とも思ってしまうわけですね。
率直に言うと、個人的には、それほど気にしなくて良いのではないかと思っています。
例えば、セトのアンクだったら、攻撃力プラスが3つ付いたら、完成で良いのかなと。
●ガチな人にはそれなりの理由もありそうです
もちろん、ガチにやっている人が1の攻撃力にこだわるのは、それなりに理由があります。
上に書いたように「補正」の倍率によって、攻撃力1の差が与える影響が大きくなるのです。
そうすると、もうちょっと大きい差になります。
また、エンドコンテンツだと、時間制限がキツいものが多いようです。
そうなると、ちょっとした火力の差にもこだわる人もいるでしょう。
これはこれで、分からなくもない話です。
ただ、逆に言うと、庶民はそこまでこだわらんでも良いということになりそうですよね。
極端な話をすれば、半年もすれば、何らかのインフレで火力は上がるでしょうし。
実は、それで解決です。
●完璧主義の人の趣味という説も
あ、アクセに関しては、全部攻撃力+3にしないと、納得できないという完璧主義でやっている人もいるとは思います。
まあ、それはそれで、否定はしません。
(こういう人の気持もわかります。)
●ドラクエの黎明期からこの仕様
Aペチの与ダメージ計算に関しては、実は、ドラゴンクエストの伝統的な仕様のようです。
ですから、10以外のドラゴンクエストでも使える、お役立ち知識なのです。
言わば、ドラクエのバトルの根源であり深淵なのです。
具体的に言うと、例えば、武器を買う時の選択に使えますよね。
現在のものより攻撃力が10上がる武器だと思うと飛びつきたくなりますが、与ダメージで考えると5しか増えないと思えば…ね。
武器は一つ先送りして、防具にゴールドを回すなんて事も選択肢に入ってくるでしょう。
そんなふうに使えます。
ドラクエ10でいうと、サポ選びのときに攻撃力をどの程度重視するかの判断にも使えたりするのかな。
実は、ゲーム内では、いろいろなところで使える知識です。