バイキルトというと、攻撃力を2段階上げる呪文ですよね。
また、この他にも、攻撃力を上げる呪文や特技がいくつも存在します。
今回は、この攻撃力を上げる呪文や特技(面倒なので、以下バイキルト)に関して調べてみました。
そこで分かったのですが、ドラクエ10におけるバイキルトは、他のシリーズとは少し仕様が異なるようです。
というか、想像以上に複雑でしたw
●主なバイキルト的なもの
まず、バイキルト的な特技や呪文ですが、よく使われるもの(というか自分がよく使うもの)は次のようなものでしょうか。
すてみ、バイシオン、バイキルト:1人の攻撃力アップ
風斬りの舞、たたかいのビート、紅蓮蝶のきり、力のタロット:範囲内の仲間の攻撃力アップ
最近は、戦闘開始時に範囲バイキルトを行い、全員の攻撃力を2段階上げてしまうのが一般的ですね。
しかし、昔はバイキルトの呪文で、一人一人の攻撃力を上げていたみたいです。
だとしたら、ちょっと魔法戦士はやりたくないかもw
●攻撃力2段階ってどの程度?
さて、攻撃力を2段階上げると言われても、よくわかりませんよね。
具体的に、どの程度与ダメージ量が増えるのでしょうか。
他のシリーズだと、バイキルトがかかっていると、物理攻撃による与ダメージが量が2倍になるようです。
普通にAペチをすると200ダメージだったものが、400ダメージになるという感じですね。
とてもシンプルです。
しかしドラクエ10の場合は、少し複雑です。
バイキルト1回で、攻撃力が40%上がるという仕様なのです。
●与ダメージ40%アップではない
攻撃力が40%あがるというと、与ダメージ量が40%増えると勘違いする人もいるでしょう。
でも、これは間違いです。
増えるのは攻撃力なので、与ダメージ量は相手の守備力も影響するからです。
もう少し詳しく説明しましょう。
以前書いたように、Aペチでの与ダメージ量は、次の式で計算されます。
基本ダメージ=攻撃力÷2-守備力÷4
https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/828330128809/view/6345682/
例えば、こちらの攻撃力が1,000で相手の守備力が800だった場合、Aペチをすると、平均して300のダメージを与えることができます。
そして、バイキルトがかかっている場合は、攻撃力が1.4倍になります。
ということは、与えるダメージは、次のように計算できます。
1000✕1.4÷2-800÷4=500
500÷300は約1.7ですから、バイキルトによって1.7倍のダメージを与えることが出来たわけです。
実は、1.4倍よりもっと大きな、与ダメージ増が期待できるのです。
攻撃力の4割アップと聞くと、それほど大きくないと思う人もいるかもしれません。
しかし実際には、意外と大きな恩恵があるわけですね。
●相手の守備力が大きいほうが効果的
ちなみに、相手の守備力が0のときには、与ダメージ量は1.4倍です。
そして、相手の守備力がこちらの攻撃力の2倍を上回らない限り、守備力が大きいほうがバイキルトによる与ダメージの倍率は大きくなります。
一般的に、強い相手の方が守備力が高い傾向があるはずです。
ということは、相手が強ければ強いほど、バイキルトは必須の特技と言えそうですね。
逆に、雑魚だと、バイキルトをかけないで攻撃の手数を増やしたほうがダメージは出るかもしれません。
●更に細かい話
更に細かい話ですが、バイキルトによって攻撃力が1.4倍になるというのは、実は正確では無いようです。
雪豹さんという方のサイトによると、例えばアクセサリの合成効果や武器の錬金効果による攻撃力は、バイキルトによって上がらないのです。
https://yukihyo.xyz/archives/7845
例えば、セトのブローチは、それ自信が攻撃力を5上げる効果があります。
そして、合成効果として、さらに攻撃力を9上げることができます。
このうち、バイキルトが有効なのは、セトのブローチにもともと付いている攻撃力5の部分だけなのです。
アクセサリーの合成をしてついた+9の部分には、バイキルトは乗りません。
つまり、バイキルトで上がる攻撃力は、元の1.4倍まではあがりません。
実際には元の攻撃力の1.3倍台ということが多そうです。
かなり細かい話ですが、バイキルトをしても思ったほどダメージがでないというケースは、多少はありそうですね。
これに関しては、本当に謎仕様です。
なぜこんな面倒なことを…。