「お前はいいよな・・・。いつも家でお茶飲んで、居眠りして。
俺なんかさあ、盟友とかおだてられても、毎回危険なところに行かされてさ・・。あのデコっぱち、全然手伝わないんだぜ。ただのパシリだよ。
それでもさ、やっとこさ盟友として一緒に戦うことになったわけよ。気を取り直してがんばろう、勇者のいい盟友でいようと思ったのもつかの間、あのデコっぱち、敵の大将をめった刺しにして瞬殺よ。思わず敵に同情してしまったよ。もうあいつだけでいいじゃん。俺の存在ってなんなんだよ。俺なんか、もう一生ドロヌーバにでもなってろってことかよ」
「あー、そうっすよねー、ひどいっすよねー、勇者ドロヌーバの奴。それにしても、今日のお茶最高っす」
「お前ちゃんと聞いてんのかよ。なんだよ勇者ドロヌーバって。お前もドロヌーバにしてやろうか」
「あー、腹減った。パン食べたいっす。パンパカパーンっと。」
「やめて、パンだけはやめて!! もうパンはイヤー!!」
・・・という場面です。