拝啓 ラグアス様
早いものであなたがパーティー中にいなくなってから、もう季節が2つも過ぎ行きました。
いかがお過ごしでしょうか。
あなたを救いに行きたいのに、私がしたことはなんかヴェリナード?のダンジョンで「音叉」を手に入れたことだけでした。
おんさて。
この、チューナーのたくさんある時代に、音叉。耳を鍛えろということなのでしょう。頑張りたいと思ってます。
他にも歌の先生の話を聞いたり、食事のマナーを学んだりと、上流階級であるあなたに近づけるようにという配慮からか、そういった学びの機会もありました。
少しだけ、気高くなれた気がします。
ラグアスもどうかお風邪など召されませんよう、ご自愛ください。
また、季節が変わる頃にお手紙を書きます。
この像のような笑顔を取り戻せるその日まで……
かしこかしこかしこ
けだまより