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悪徳おじさん

ギーリ

[ギーリ]

キャラID
: YW317-375
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 賢者
レベル
: 94

ライブカメラ画像

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ギーリの冒険日誌

2013-09-21 09:25:48.0 テーマ:その他

ハードボイルドっていいよね

 人口何百万の大都市グレンの場末のバーの暗がりで私立探偵が、情報屋とか汚職警官とシニカルなやりとりする感じのやつを読みたい。



「人を探してる。アレックス・ソーン。21歳。最近アグラニから出てきてる」
「なあマット。このグレンに毎日何人のくそ田舎者がくそやってくるのか知っててそれを言ってるのか?」
「ドワーフの数は少ないはずだ」
「ああ、そうとも。人口全体の8パーセントだものな。100万人が8万人に絞られた訳だ」
「男だから、さらに半分が除外される」
「なんとね。あんたは天才だよ、マット。ひとつ付け加えておけば、8分の3だ。ドワーフは男が少ないんだよ。アラグニ?」
「アグラニだ」
「まあなんでもいいが。たぶん連中、炭鉱か何かの穴蔵の事故でおっ死んでるんじゃないかね。そのアグラニってのがどんな綴りだか知らないが。炭鉱だかが本当にあるのかも知らないが」
「宝石が特産品だったはずだ」
「驚いた。あんたそんなところに行ったことがあるのか。世界の北東の外れだろ?」
「いや、行ったことはない。ただ、赤道直下の東の果てだったと思う。エレノアが東方の美術品を扱っていたから、たぶんそれで知ったんだろう」
「つまり、あながち鉱夫というのは間違いじゃないかも知れない。そう言いたいんだよな。俺の考えを言おうか?」
「どうぞ」

「そのアレックスってやつは、このグレンに来た」
「そうだ」
「やつはなんとかいう田舎から出てくる時に、身一つで出てきたりするだろうか」
「そうは思わない」
「そう、やつはくそドワーフだからな。身の程を知らないにしても、ごうつくばりだ。それを言えばどいつもこいつも鼻持ちならないが、少なくとも成功を求めてくるにあたって、それなりの支度をする知恵はつけている。いまいましいことに」
「たぶんそうだろう」
「やつは田舎を出てくる時に宝石を処分してゴールドに替えただろうか。夢見がちで世間知らずのくそエルフや、享楽的な生き方しか知らないくそウェディならそうかも知れない。だが──」
「彼はドワーフだ」
「そうだ。そのくそ田舎がどこかは知らないが、わざわざ嵩張る大金を抱えて街道を歩いたりしない。ちょっと気の利いたやつなら、そんなくそ田舎より大都市グレンのほうが市場が大きいだろうことも見当がつく。もっと目端が利くなら、くそバザーに委託するより、大口需要のあるところに持ち込んでくそ手数料を払わずに済ませる知恵だってあるかも知れない」
「私もそう思う」

「つまり、あんたが知りたいのは、そうした表に出てこないたぐいの取引の情報だ。それをおれが探してあんたに教える」
「あんたは話が早い」
「そうとも。話が早いのがおれのとりえなんだ。だから、あんたが何でそんなくそ田舎者を探してるのかなんてことは訊かない。だが、鍛冶ってのは煌々と火が焚かれてないとな。燃料がないと。わかるだろ?」

 彼はグラスの中身を一気にあおると、オーガのウェイトレスに同じものをと注文した。彼女は私にちらと目をやった。私は頷いた。マット、同じものでいいの? ああ、頼む。





 私たち二人のプクリポは、もう一度ミルクで乾杯した。
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