ねえねえきいてよかかしりーな。
この秋もそろそろgleeが始まるねー。
負け犬たちが底辺で共食いしてたのが、ちょっとずつ逞しくなってく様子が楽しかったねー。
今は成功しようともがく過程に入ってるし、そうでなきゃ嘘なんだけど、同情とかでなく、敗者やマイノリティーへどう共感させていくのかって時折差し挟まれる試みが好きだったよー。
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♪ ちっぽけな田舎町、天涯孤独の女の子
♪ あてどなく夜行列車に飛び乗って
♪ 少し垢抜けただけの男の子、サウスデトロイトを飛び出した
♪ あてどなく夜行列車に飛び乗って
♪ 控え室いっぱいのたばこの煙
♪ 安酒と香水の強いにおい
♪ ほほえみ一つかわして 夜を共にしよう
♪ ずっとずっとずっと そうやってきた
♪ みんな居場所なくたたずんでる
♪ 行き場なく街をうろついて
♪ まるで夜闇に影だけがうごめいているよう
♪ まぶしい街灯に突き刺されながら
♪ もう失ってしまったはずの何かをずっと探してる
♪ この夜も、きっとどこかにそれはあるはずだと
♪ 毎日働いてかなきゃ食ってけない
♪ でも、誰もがそれだけじゃ生きてけないことを知っている
♪ チャンスがもらえるなら、きっと何だって差し出してしまう
♪ もう一度チャンスをもらえるのなら、何だって
♪ 勝つ奴もいる 負ける奴もいる そんなことはわかってる
♪ まるでそうなるべく生まれついたような奴すらいることも
♪ けれど、いまもぼくらの物語はまだ終わっちゃいない
♪ ずっとずっとずっと 途切れなく何処までも続いてる
♪ ぼくらは その時が来るとずっと信じてる
♪ 街にさえいて、あきらめさえしなければ
♪ たとえ夜を徘徊するだけの何かに成り果ててしまったとしても
♪ まぶしい街灯と次々行き交って
♪ もう戻ってこないはずの何かをずっと探してる
♪ この街の、きっとどこかにそれはあるはずだと
♪ あきらめることだけがどうしてもできない
♪ 想いが熾き火のように胸を焦がす
♪ 今夜も街にそれはいる
♪ これだけは本物だと信じられる
♪ あの時抱いたあの気持ちだけは本物だと
♪ 今夜も街にそれはある
♪ あきらめないで!
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ねえねえきいてよかかしりーな。
どんぐりのせーくらべみたいな子供たちの階層社会の中で、誰しもが未完成品であることに苦しみながら、それに甘んじることを彼らは負け犬ってことにして、反骨心を抱いたりそれをバネにしたりして撥ね返そうと頑張ってる。
でも、上手にそういうことができないひともいて、できるひともいて、その前者の代表がフィンで、後者の代表がレイチェルだった。
もうフィンはいない。
夢を諦めないでって、しんどくて叶わないことでもずっと頑張り続けろって意味かと思ってたけど、このドラマでは、たぶんちょっと意味が違うんだね。
負けても負けても負け続けてもなお、負け犬に甘んじないでがんばろうよって意味なんだ。
フィンとレイチェルの社会的立場関係は物語初期から逆転した。
でも、二人はなお同じところで影響しあいながら、自分のなりたい人間になろうともがき続けていくはずだったんだろう。
もうフィンはいない。
ねえねえきいてよかかしりーな。
ねえ……
(アメリカの時差込みでS5一話が今日始まるので、このタイミングで表示化。自己満足ぽえむなので、まあスルーすいしょーでー)